メイドパニック!
⑦仙道キヨカ
「私の彼女を勝手に取り合いしないでほしいわ。」
そこにいたのは第4小隊メカニックの仙道キヨカだ。
キヨカはジェノックの女子生徒やアラタが着ているメイド服ではなく、何故かハルキ達が着ているウェイターの服である。
「キヨカ!」
「ちっ、厄介な奴がきた・・・」
アラタ達がキヨカの登場に驚いている中、ヒカルのみは舌打ちしながら明らかに嫌そうな表情をする。
それを気にすることなくキヨカはアラタに目を向けた。
「大丈夫?狼達に変なことされなかった?」
「(狼?)大丈夫大丈夫。何ともないぜ。」
「そう、よかった。もし私の大事な彼女に傷をつけたら全員半殺しにしてたわ。」
「き、キヨカ・・・」
「ちょっと待て!」
『女がそんな物騒なこと言うなよ』とアラタが言う前に、ヒカルが遮るように言葉を発する。
それに対し、キヨカは無言でそちらを向いた。
「何かしら?」
「お前今アラタのこと《彼女》と言ったな。」
「えぇ言ったわよ。事実だもの。」
「キヨカの場合《彼氏》じゃないの?」
ヒカルに続くように問いかけたユノにキヨカは『違うわ』とキッパリ否定する。
「アラタは私の彼女よ。私がアラタを食べているから当然でしょ?」
「ん?キヨカが食べられているんじゃなくて?」
「食べているのよ。つまり私がアラタを・・・」
「キヨカァァァアア!!もう止めてくれぇぇええ!!」
詳しく説明しようとするキヨカに、アラタが顔を赤くしながら半泣き状態で必死に止めようとするが、それは第4小隊のハナコと隊長のキャサリン(話を聞きたいがために)に寄って、封じられてしまう。
その間にもキヨカは話を続ける。
「この前も可愛かったわよ。私の下で必至に喘ぐアラタの姿は・・・流されまいと抵抗したり、道具を使った時も・・・」
うっとりするような表情で夜の情事のことを語り始めるキヨカに、ユノやキャサリンは興奮しながら聞き、ムラクはムラクで『なるほどな』と真剣な表情で聞いている。
そしてヒカルは悔しげにキヨカを睨み付け、キョウジはロシウス第6小隊のバネッサと共に『男が女に掘られるだなんて』と腹を抱えて笑っていた。
一方の、ある意味被害者と化っしたアラタはハルキやサクヤ、ハナコが必死に励ますも、酷い羞恥に襲われて『もうやだ・・・』と踞りながら呟いていた。
end
「私の彼女を勝手に取り合いしないでほしいわ。」
そこにいたのは第4小隊メカニックの仙道キヨカだ。
キヨカはジェノックの女子生徒やアラタが着ているメイド服ではなく、何故かハルキ達が着ているウェイターの服である。
「キヨカ!」
「ちっ、厄介な奴がきた・・・」
アラタ達がキヨカの登場に驚いている中、ヒカルのみは舌打ちしながら明らかに嫌そうな表情をする。
それを気にすることなくキヨカはアラタに目を向けた。
「大丈夫?狼達に変なことされなかった?」
「(狼?)大丈夫大丈夫。何ともないぜ。」
「そう、よかった。もし私の大事な彼女に傷をつけたら全員半殺しにしてたわ。」
「き、キヨカ・・・」
「ちょっと待て!」
『女がそんな物騒なこと言うなよ』とアラタが言う前に、ヒカルが遮るように言葉を発する。
それに対し、キヨカは無言でそちらを向いた。
「何かしら?」
「お前今アラタのこと《彼女》と言ったな。」
「えぇ言ったわよ。事実だもの。」
「キヨカの場合《彼氏》じゃないの?」
ヒカルに続くように問いかけたユノにキヨカは『違うわ』とキッパリ否定する。
「アラタは私の彼女よ。私がアラタを食べているから当然でしょ?」
「ん?キヨカが食べられているんじゃなくて?」
「食べているのよ。つまり私がアラタを・・・」
「キヨカァァァアア!!もう止めてくれぇぇええ!!」
詳しく説明しようとするキヨカに、アラタが顔を赤くしながら半泣き状態で必死に止めようとするが、それは第4小隊のハナコと隊長のキャサリン(話を聞きたいがために)に寄って、封じられてしまう。
その間にもキヨカは話を続ける。
「この前も可愛かったわよ。私の下で必至に喘ぐアラタの姿は・・・流されまいと抵抗したり、道具を使った時も・・・」
うっとりするような表情で夜の情事のことを語り始めるキヨカに、ユノやキャサリンは興奮しながら聞き、ムラクはムラクで『なるほどな』と真剣な表情で聞いている。
そしてヒカルは悔しげにキヨカを睨み付け、キョウジはロシウス第6小隊のバネッサと共に『男が女に掘られるだなんて』と腹を抱えて笑っていた。
一方の、ある意味被害者と化っしたアラタはハルキやサクヤ、ハナコが必死に励ますも、酷い羞恥に襲われて『もうやだ・・・』と踞りながら呟いていた。
end