この手の中に
(あの時感じたのはこれか・・・)
パーティ会場で何故か感じた冷や汗の正体に気付く。
刹那は身に危険を感じ、リボンズを勢いよく押して慌ててドアに向かいノブを回した。
ところが・・・
『ガチャガチャ』
何度回してもドアが開かない。
「何で・・・」
焦りを募らせる刹那に後ろからリボンズが言った。
「ここの鍵はね、指紋認識で部屋の主しか、外からも内からも開けることが出来ないんだ。」
(なっ・・・何だと・・・)
その一言に刹那は顔を真っ青にする。
そして一流の望みをかけ、ドアを叩き始めた。
「誰か!誰か助けてくれ!」
ドンドンとドアを必死に叩き助けを求める刹那。
それを後ろで微笑みながら近付きリボンズが言った。
「無駄だよ。そのドアは防音だからね。」
そう言うとリボンズは刹那を後ろから抱き締め、うなじに唇を這わせる。
「あ・・・あぁ・・・」
絶望に立たされ刹那はうめく。
それを楽しそうにリボンズは聞いていた。
「相変わらず可愛い声。でも・・・君の心はあの男のモノ・・・なら強引にでも僕のモノにする。」
そう言うとリボンズは刹那をそのまま抱き上げ、近くにあったソファに放り投げるとその上に跨る。
「いっ、嫌だ!ロックオン・・・ニール助け・・・」
何をされるか分かり、刹那はこの世にはいない、愛しい恋人の名を呼んだ。
「ダメだよ刹那。彼の名前を言っちゃ。そんな子には僕しか見れないように初めからお仕置きしないとね。」
ニコリと笑みを浮かべるリボンズ。
「ニー・・・ル・・・」
恐怖のあまり恋人の名前を呟きながら刹那は意識を飛ばす。
「気絶しちゃったか。まぁいいや。これで刹那、君はCBに戻らず僕の元に一生いることになるんだから。大好きだよ刹那。」
リボンズは涙を流し気絶してしまった刹那の額に優しくキスをしたあと、上着をかけてやり、その場を後にした。
もちろんドアに鍵をかけて・・・
end
あとがき↓
瑠美さんキャラ崩壊してるし(苦笑)
なんか1話捏造話と、この話のリボンズが似た感じにまっいっか。
8話では本当色々妄想させてもらいます。
何かこれからも8話捏造話多くなるかも・・・
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