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刹ずきん



昔むかし、ある村に『刹ずきん』と呼ばれる青い頭巾を被った可愛らしい少年がいました。


刹:ちょっと待て、普通は"赤い頭巾"じゃないのか?


銀:刹っちゃんの基本色は青でしょ。だから、そのままに合わせただけだよ。では気を取り直し、










ある日刹ずきんは、お母さんにとある頼みごとをしました。


ハ「おいチビ、」


刹「ちっ、チビじゃない!」


ハ「うっせぇ!俺より小さいくせに!って言うか、おらっ、さっさとバアさんとこにこれ持ってけよ。」


そう言って、母親・ハレルヤは乱暴に色々と入った籠を刹ずきんに渡しました。


刹「たくさん入ってるな。」


ハ「まぁな。って言っても半分は念のための、変態撃退用グッズだ。今回はクジ引きで役決まったとは言え、狼役は厄介な奴だからな。」


刹「了解した。じゃあ行ってくる。」


ハ「おう。」





手を振りハレルヤは刹ずきんを見送ります。
刹ずきんはお菓子と撃退用のグッズが入った籠を持ちながら、お祖母さんの済んでいる家に向かいました。



しかし、2人の話を狼が木陰で聞いていました。


沙「嫌だなぁハレルヤさんたら、僕を変態扱いするなんて☆後でスプラッタにしないと♪」


ニコニコと笑いながら真っ黒発言をした狼・沙慈は、先回りをして刹ずきんを待ち伏せするため、すぐさまお祖母さんのいる家に行きました。









お祖母さんの家。


ティ「全く何故僕がお祖母さん役なんだ・・・それも狼はあの爽やか腹黒男・・・刹ずきんの貞操が・・・だが、あの変態兄弟やストーカー男よりマシか・・・いやしかし・・・」


ベッドに横になりながらブツブツと考えるお祖母さん・ティエリア。
何気なくそのピンクのカーディガンがお祖母さんと言う役に合ってる気が・・・




とそこに、先回りした沙慈がやって来ました。

沙「何か一部酷いこと言ってたのは気のせいですよねティエリアさん?」


笑顔の後ろには黒オーラが大量に放出しています。
ティエリアはそれに多少ビビりながら対応しました。


ティ「別に気のせいじゃないか?(アレルヤ・ハプティズムがお祖母さん役なら、ここは確実に戦争場と化っしてたな。)それより、僕を食べに来たんだろう。」


沙「はい。けど、こんな食べたら何かありそうな人食べたくないです。」


ティ「それは同感だな。僕も貴様の様な奴に食われたくない。」


沙「フフッ、なら今この場から永久に消えてください。」


そう言うと沙慈はティエリアの首ねっこを掴むと勢いよく外へと放りなげた。


ティ「貴様!万死にあた・・・」



そこでティエリアの声が聞こえなくなります。
沙慈は空っぽになった家でベッドに座り(正座)、愛しい刹那を待ちました。









数分後。


刹「ティエリア、お菓子を持ってきた。」


刹ずきんが現れました。
沙慈はニヤリと黒い笑みを浮かべると、こちらにやって来る足音に耳を傾けます。



刹「ティエリア?いないの!?」


沙「やぁ刹那。」


ティエリアを探していると、沙慈がベッドの上で笑顔で座っているのを発見しました。


刹「沙慈・クロスロード・・・ティエリアはどこにいったか分かるか?」


沙「ティエリアさん?いや、僕がここに来た時は誰もいなかったよ。」


平然と嘘つく沙慈。
しかし真面目な刹ずきんはそれを信じます。


刹「そうか、せっかくお菓子を持ってきたのに。」


シュン・・・とする刹ずきん。
それに沙慈はキュンとします。
そして優しく彼を抱き締めました。


沙「そんな顔しないで刹ずきん。僕がいるし・・・ねっ。」


刹「沙慈・・・ありがとう。」


刹ずきんにのみ腹黒さを見せない沙慈。
これを策士と言うのであろう。


沙「刹ずきん・・・」


刹「沙慈・・・」


互いに見つめあい、沙慈がソッと唇を重ねようとした瞬間、



ニ「お父さん、そんな淫らな行為許しませんよ!」


猟師・ニールがドアを開け勢いよく現れました。


良いムード&刹ずきんの唇を奪おうとしていた沙慈は小さく舌打ちし、刹ずきんは思わず呆然とします。

沙「出ましたか変態狙撃手さん。せっかく刹ずきんの唇を奪うことが出来たのに、よくも邪魔してくれましたね☆」


黒発言を聞かせない様に、刹ずきんの耳をガッチリと己の両手でガードする沙慈。


ニ「変態言うな!ってか、クジ引きでお前が狼と決まった時から気にくわなかったんだ!」


沙「嫌だなぁ。けど、僕も猟師に貴方が決まった時から、どうぶっ潰そうか考えていました。」


フフッと不適な笑みをして喋る沙慈にニールは体に寒気が走る。


刹「沙慈、一体何を話しているんだ?」


上目で何を喋っているのか分からない刹ずきんは沙慈に尋ねます。


沙「ん?何だろう色々かな。刹ずきんはまだ聞かなくていいよ。」


刹「・・・分かった。」


暫し小首を傾げたあと、刹ずきんは頷き再びおとなしくなる。


沙「さてと、と言うわけですので、僕たちの邪魔しないでください。」



ニ「ふざけるな!」


そう言ってニールは(大人げないですが)銃を向けます。


しかし、ここは沙慈です。
やっと手にした刹ずきんを返すわけにもいきません。
ので、そこで用意したのはニールが持つ銃よりも大きな大砲。


それにニールは驚愕し慌てます。


ニ「待って!確実に死ぬから!ってか最後狼はやられるんだろう!?」


沙「本当のお話ではそうですが、ここは管理人の妄想の世界ですよ。好きなように出来て当然じゃないですか♪」


ニ「裏話すん・・・ギャアアアアアア!!!」



沙慈の砲弾にヤラれたニールはティエリア同様に吹っ飛ばされました。








その後、沙慈は刹ずきんと共に持ってきたお菓子を食べながらイチャイチャしていたそうです。









end




オマケ&後書き↓
後書き。
赤ずきんで童話パロいかがでしたか?(^ω^)
彼らが言ってた通り、役はクジ引きで決めました。


普通にやるとつまんないので(笑)

マイスター6人+沙慈で行ったら、見事にこんな結果に(・▽・)>ゞ


赤ずきん→刹那(これは確定)
狼→沙慈
お祖母さん→ティエリア
母→ハレルヤ
猟師→ニール


ライルとアレルヤは見事に入りませんでした(笑)
面白かったので、まだやりたいと思ってます。









オマケ・選ばれなかった人らの控室での会話↓


ア「僕は憂鬱だよ」


ラ「俺も憂鬱だよ」


ア「人のセリフパクらないでよチャライル!」


ラ「うるせぇ!仕方ないだろそんな気分なんだし!あぁ、何で兄さんは選ばれて俺は選ばれなかったんだよ・・・」


ア「それは僕もだよ。ハレルヤは良いとして、何であんな裏表激しい偽気弱のヘタレ男が狼なんだ!」


ラ「ちなみに言うがお前も裏表激しい偽気弱のヘタレ青年だからな」


ア「色んな女性クルーに手を出した挙げく、可愛い刹那を怒りまかせで殴って怪我をさせ、最終回では刹那とエンドを迎えると言う、実に美味しいとこを持っていったチャライルに言われたくないなぁ(黒笑)」



ラ「すみませんでした!!」



終わり☆




オチ無くてこちらこそすみません。
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