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開始!刹那争奪戦!


4月5日。
明後日はCBのみならず、敵にも愛されてる魅力的な青年、刹那の誕生日。


刹那をデートに誘いたいや、誕生日を気に急接近したいと言う輩(特に変態双子&ストーカーなど)があとをたたない。


それを見かねたスメラギは1つの案を出した。



ス「明日、刹那争奪戦を行います。」



「「「「「はぁ?」」」」」


それにキョトンとした目をするマイスターズ。
もちろん刹那も呆然としている。


ス「参加者は敵味方問いません。刹那が誕生日に一緒にいてもいいと思った人が優勝で、刹那を一日中好きに出来るの。」


刹「それ本人がいる前で言ったら「黙りなさい刹那。」」


黒笑みで刹那を見るスメラギ。


ス「刹那はとりあえずそう思った人を1人でも選ばなかったら、明後日仮想ミッションでハム仮面とヤラせるわよ。」


刹「選びます・・・」


仮想ミッションでの出来事を思いだし、刹那には逆らう余地すら無くなった。
(分からない方は、00ドラマCD第1弾を聞いてね)


ア(刹那可哀想・・・)


それを聞いてアレルヤは刹那を哀れんだ。


ニ「よっし!とりあえず明日だな!絶対刹那を俺のものにする。」


ラ「甘いな兄さん。ここは本編で刹那争奪戦に勝った俺だろ♪」


ティ「何を言っている。二期では共に信頼し戦った僕だ。」


ア「僕だって、ハレルヤと一緒に勝ってみせる!」


火花を散らす4人を見て刹那は小さくため息をつく。


ス「刹那、今からため息つかない方がいいわよ。」

刹「えっ?」


スメラギの言葉に首を傾げる刹那。


ス「言ったでしょ。"敵味方問わず"って。つまりは・・・」


刹「・・・まさか」


ス「そのまさかよ♪今頃争奪戦の事、敵の皆さんにも伝わってるはずよ。」


敵、つまり刹那が苦手とするミスターブシドーや、トリニティ兄弟、イノベイター達のことだ。


刹「・・・逃げてい「即刻仮想ミッションを」明日頑張ります。」


ス「よろしい。」


スメラギの容赦ない言葉に刹那はただただ我慢するしかなかった。


そこに・・・


沙「あの~」


マ「すみません。」


ス「あら、クロスロード君にマリーさんどうしたの?」


沙「僕達も参戦していいですか?」


マ「何か面白そうなんで。」


刹「!?ちょっとまて!お前達には恋人がいるだろう!ルイスとアレルヤが!」


刹那の言い分は最も。
だが・・・


沙「恋人ってかルイスって誰?僕には刹那しかいないよ。」


笑顔を浮かべながら黒沙慈登場。
それに刹那はビビる。


マ「私もです。それにセイエイさんとは前々からゆっくりお話がしたかったんで、ソーマと共に勝ちます!」


『話ならCBに来てからやればよかったろ』・・・と言うツッコミは彼女が真剣な目付きをしてるため、あえて刹那は言うのを止めた。



ス「とりあえず明日ね。刹那が誕生日を一緒にいたいと思わせる様にすることよ。ちなみに『拉致』・『監禁』・『薬や物』を使ったりするのはもちろん禁止よ。」


全「え~!!!」


刹(そんなこと考えてたのか・・・)



全員の反応に、明日の争奪戦、刹那が身の危険を感じた瞬間だった。
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