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複雑な思い



木々の合間から暖かな日光が差す。
その木々の下に刹那はいた。


両手を頭に回し、木に背中を預け気持ち良さそうに昼寝をしている。
その隣では彼の相棒、エクシアもスースーと眠っていた。


とそこに・・・


「あ~、やっぱりか。」

飽きれ顔をしながらロックオンがやって来た。


その隣には相棒のデュナメスがいる。


「サンキューなデュナメス。ってか刹那そんな無防備で眠ると襲っちまうぞ。」


穏やかな顔をし眠る刹那を見ながら言うが、反応はない。
仕方なくロックオンは隣に腰を降ろすと、彼のデュエルディスクとセットされたデッキがあることに気付いた。


「寝返りうったら割れるだろうが・・・大事なデッキなんだから、少しは優しく扱えよ・・・」


そう言ってどかしたあと、刹那とデュエルディスク、交互に見る。


そして異世界であった出来事を思い出した。


(そうだよな・・・異世界で俺を助けたあと、モンスターと魂を1つにして戻って来てから一週間程度しかたってないんだっけ・・・)


そう思いながらロックオンはクシャと髪をかく。


(魂1つにするって結構大変なことだよな・・・そうか、だから刹那最近授業サボってるのか・・・)


「いや、でも人のこと言えないがこいつはデュエルバカだし・・・ただ単にデッキの調整で寝不足になったかもしれないし・・・ブツブツ」


色々と独り言を始めたロックオン。
そこに・・・


「うるさいロックオン。」


「刹那!悪い起こしたか?」


眠っていた刹那が目を覚ました。


「だから起きたんだろ。」


「まぁ確かに。ってかお前最近寝てばっかだな。」


「リボンズが中に入ってまだ安定しないせいか、体がダルくてな・・・」


リボンズとは異世界で刹那が魂を1つにしたモンスターのこと。
色々悪いことを行ったが、本当は刹那が好きなだけの優しいモンスターである。


それを聞いてロックオンは怪訝な顔をした。


「やっぱり、そのせいだったのか・・・。」


「まぁな。けど、後悔はしてないし、逆に良かったと思ってる。皆も元に戻ったしな・・・だからロックオン、そんな顔するな。」


刹那は小さく微笑みロックオンの頬に優しく触れる。
ロックオンはその手を握りしめ、キスを送った。


「なっ・・・」


「分かってるよ。ただつい、な。好きな奴の体にもう1人いるから、ちょっと複雑になっただけ。」


「そうか・・・ロックオン、」


「ん?」


「俺はこんな体になったが、ロックオンは今でも変わらず・・・その・・・好き・・・だ。」


恥ずかしがりながら、最後の"好きだ"を小さく言う刹那。
モジモジとしてる感もあり、ロックオンの理性の糸は簡単に切れた。


「刹那、俺も大好きだ。愛してる。」


チュッと口にキスをすると、そのまま地面に押し倒す。


「まっ、待てロックオン!今からヤルつもりか!」


「それ以外何がある?」

「昼間にそれも外でなんて・・・」


「大丈夫大丈夫。ここデュエルアカデミアから離れてるし、今の時間皆授業だし。」


「だからって・・・あんっ、」









結局、刹那はそのままロックオンにされるがままにされ、"異世界に行って出来なかった分"と言うのを理由に沢山あえがされたらしい。









end














あとがき↓

遊戯王GXパロでした。
某サイトの管理人様と00と遊戯王のことを話してて思い付きました。
ちなみに誰がどの役か分からなかった方への説明。
十代→刹那
ヨハン→ロックオン(ニール)
ユベル→リボンズ
ハネクリボー→エクシア
ルビー・カー・バンクル→デュナメス

ってな感じです。


今度は5D'sに挑戦しようかな?(笑)
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