愛の結晶
夢設定
全体夢設定*夢対応*と書かれている小説に適用される設定です。
-----------------
夢設定はある程度脳内補正出来る方に推奨。
オリジナルキャラクターとして濃い目の設定を作っているので、貴方様と違う所があるかも知れません。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それでも、楽屋の中、帰り道、もやもやとした感情は消し切れず、頭の中を支配する。
家に帰って仕舞えば、より顕著になり、明かりを消し暗い空間の中天井を見つめる。
浮かぶのは、楽しそうな彼女の姿。
特別古参なわけでも、容姿に惹かれていたわけでもない。
なのに、どうしてこんなに気になるんやろ。
答えが出ないまま、スマホを弄りだす。
エゴサしていれば、ふとひとつのアカウントが目に止まった。
このアイコンは、覚えている。
なんせ、つい最近までリプ欄によくいた、そして今頭の中を埋めている彼女のアカウントだから。
何気なしにスクロールしていれば、俺のワンマンライブを境にツイート内容が変わっていて、最新のツイートは今日の焔を褒め称える文章だった。
一緒に貼られている画像はやはり俺の時には見せなかった笑顔で、不快感に蓋をするように画面を閉じる。
きっと疲れてるんや。
人間、ストレスが溜まると些細なことも気になってしまう。
思考を投げ出すように深く息を吐いて、瞼を閉じた。
**
__滅多に見ないファンのアカウントまで見て、物思いにふける理由には、気づかない。