愛の結晶
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イベント後、慌ただしく荷物をまとめ、ろくな挨拶もせずに帰っていく暁。
取り残された俺達は運悪く、偉い人に飲み会に誘われ、片付けが終わるまで手持ち無沙汰で過ごしていた。
「暁がああなったけどさ、黎はその辺りどうなの? 気になる女の子とかいないの?」
携帯を弄りつつ話を振ってきた焔。
珍しく話しかけてきたかと思えば、ろくでもない話。
まぁ、会う度香水の匂い……と、微かに混じった事後独特の香りを纏わせている彼から、まともな話をされるとは思っていないんやけど。
「いないですよ。焔さんも程々にしてくださいよ?今回暁のせいでホント大変だったんで」
ユニット結成した頃から一度も問題になっていない彼が簡単に世間にバレることは無いと知りつつも、念押しする。
それに対してスマホに向けた視線はそのままに、「心配されなくても。」と返された。
自分から話を振ってきたくせに、もう興味は失せたようで、これ以上会話する気はないというように体の向きを変えた焔。
本当に気分屋やな……俺も積極的に関わりたいわけでもないため、煙草でも吸おうとドアノブに手を掛ける。
——気になる女の子
ふとさっきの言葉が浮かび、続けて“元ファン”である彼女の姿が頭によぎった。
が、すぐにドアを閉める音でかき消された。
__胸の中にある感情には 気が付かないまま