愛の結晶
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それでも、楽屋の中、帰り道、もやもやとした感情は消し切れず、頭の中を支配する。
家に帰って仕舞えば、より顕著になり、明かりを消し暗い空間の中天井を見つめる。
浮かぶのは、楽しそうな彼女の姿。
特別古参なわけでも、容姿に惹かれていたわけでもない。
なのに、どうしてこんなに気になるんやろ。
答えが出ないまま、スマホを弄りだす。
エゴサしていれば、ふとひとつのアカウントが目に止まった。
このアイコンは、覚えている。
なんせ、つい最近までリプ欄によくいた、そして今頭の中を埋めている彼女のアカウントだから。
何気なしにスクロールしていれば、俺のワンマンライブを境にツイート内容が変わっていて、最新のツイートは今日の焔を褒め称える文章だった。
一緒に貼られている画像はやはり俺の時には見せなかった笑顔で、不快感に蓋をするように画面を閉じる。
きっと疲れてるんや。
人間、ストレスが溜まると些細なことも気になってしまう。
思考を投げ出すように深く息を吐いて、瞼を閉じた。
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__滅多に見ないファンのアカウントまで見て、物思いにふける理由には、気づかない。