四部・仗助
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※即席セクハラ小説なのでご注意。
「ほんの出来心だったんスよ・・・」
「ほんのでも、ちょびっとでも、やっちゃいけないことでしょ、あれは」
紅葉の模様がくっきり残る左頬に手を添えながら、仗助くんは何もなかったように、あっけらかんとして言った。
イッテ、と小さく呟いたから、ちょっと強く叩きすぎてしまったかもしれない。
いや、あれぐらいがちょうどいいだろう。
腕組みをして、わたしは仗助くんを見下ろした。
というのも、彼に反省の色が見られないので、ちょこーっと正座して貰い、これからお説教をしようと思ったからだ。
「いくらスタンドが物体をすり抜けられるからといっても、服をすり抜けられるかなんて実験は、どんなに試してみたくても、女の子にはしちゃいけないことだって気がつかなかった?」
「いや・・・本当に・・・・・・その・・・つい、男の子の好奇心が勝っちまって・・・」
「健全な欲望だね、うん、それはお姉さんも知ってるよ。あと恥らって言うな、こっちが恥ずかしくなるわ」
こんなでも過去に彼氏の一人や二人くらいはいたことがあるから、男の子がどういう生き物なのかは、多少は見て、この身で体験してきた。
男の子がカエルとカタツムリと仔犬のシッポで出来ているのは、せいぜい中学校くらいまでで、高校生にもなると、違うものが代わりに詰まっていくんだと、わたしは常々思っている。
「だけどね、もう一つ許せないことがあるのよ。仗助くん、君ね」
「はい」
「・・・・・・君、本当に反省してる?」
「はいっス」
やっぱり、反省しているようには全然、見えてこない。
ああ・・・仗助くんのお母さんをここへ連れてきて、全容を話して叱って貰いたい・・・。
だけど残念なことに、彼女にはスタンド能力がないので、説明をするだけ無駄に終わってしまうんだろう。
「とにかく!わたしが許せないのはね、人のむ、ねを・・・も・・・・・・」
「もお?」
「・・・だから!」
仗助くんが、綺麗な瞳でわたしの目を見返しながら聞いてきた。
こいつ、分かってて聞き返してるな。
直感で思った。
ここまできて引き下がれるか。
わたしが彼に言わずして、誰か言ってくれると言うのか。
今後、二度と同じ過ちを起こさないためにも、きちんと対応しておく必要がある。
だから頑張れ、わたし。
羞恥心と腹が立つ気持ちとがない交ぜになって、顔全体が熱くなってきた。
「・・・・・・っとの胸を、も・・・っ揉むことはないでしょッ!?」
言わせんな恥ずかしい!
拳を握り締めて怒りを表現しながら、ついでに言葉にも気持ちを込めて言ってやった。
しかし、言われた当の本人は、「ああ」と、まさかの思い出したような口調で平然と言った。
「そのことなんスけど」
「なに?やっと反省した?」
「思ってたより柔らかいんスね、夏樹さんの胸って・・・」
「そこへなおれ!ぶちのめしたる!!」
後日談。
反省の色が全く見られなかった仗助くんは、翌日、両頬に紅葉を貼り付けたまま学校へ登校するはめになった。
そのおかげで友達にたいそう心配されたそうだけど、あれから反省は・・・したのだろうか。
もしかすると、していないかもしれないので、次やったら叩きのめそうと心に決めた。
「ほんの出来心だったんスよ・・・」
「ほんのでも、ちょびっとでも、やっちゃいけないことでしょ、あれは」
紅葉の模様がくっきり残る左頬に手を添えながら、仗助くんは何もなかったように、あっけらかんとして言った。
イッテ、と小さく呟いたから、ちょっと強く叩きすぎてしまったかもしれない。
いや、あれぐらいがちょうどいいだろう。
腕組みをして、わたしは仗助くんを見下ろした。
というのも、彼に反省の色が見られないので、ちょこーっと正座して貰い、これからお説教をしようと思ったからだ。
「いくらスタンドが物体をすり抜けられるからといっても、服をすり抜けられるかなんて実験は、どんなに試してみたくても、女の子にはしちゃいけないことだって気がつかなかった?」
「いや・・・本当に・・・・・・その・・・つい、男の子の好奇心が勝っちまって・・・」
「健全な欲望だね、うん、それはお姉さんも知ってるよ。あと恥らって言うな、こっちが恥ずかしくなるわ」
こんなでも過去に彼氏の一人や二人くらいはいたことがあるから、男の子がどういう生き物なのかは、多少は見て、この身で体験してきた。
男の子がカエルとカタツムリと仔犬のシッポで出来ているのは、せいぜい中学校くらいまでで、高校生にもなると、違うものが代わりに詰まっていくんだと、わたしは常々思っている。
「だけどね、もう一つ許せないことがあるのよ。仗助くん、君ね」
「はい」
「・・・・・・君、本当に反省してる?」
「はいっス」
やっぱり、反省しているようには全然、見えてこない。
ああ・・・仗助くんのお母さんをここへ連れてきて、全容を話して叱って貰いたい・・・。
だけど残念なことに、彼女にはスタンド能力がないので、説明をするだけ無駄に終わってしまうんだろう。
「とにかく!わたしが許せないのはね、人のむ、ねを・・・も・・・・・・」
「もお?」
「・・・だから!」
仗助くんが、綺麗な瞳でわたしの目を見返しながら聞いてきた。
こいつ、分かってて聞き返してるな。
直感で思った。
ここまできて引き下がれるか。
わたしが彼に言わずして、誰か言ってくれると言うのか。
今後、二度と同じ過ちを起こさないためにも、きちんと対応しておく必要がある。
だから頑張れ、わたし。
羞恥心と腹が立つ気持ちとがない交ぜになって、顔全体が熱くなってきた。
「・・・・・・っとの胸を、も・・・っ揉むことはないでしょッ!?」
言わせんな恥ずかしい!
拳を握り締めて怒りを表現しながら、ついでに言葉にも気持ちを込めて言ってやった。
しかし、言われた当の本人は、「ああ」と、まさかの思い出したような口調で平然と言った。
「そのことなんスけど」
「なに?やっと反省した?」
「思ってたより柔らかいんスね、夏樹さんの胸って・・・」
「そこへなおれ!ぶちのめしたる!!」
後日談。
反省の色が全く見られなかった仗助くんは、翌日、両頬に紅葉を貼り付けたまま学校へ登校するはめになった。
そのおかげで友達にたいそう心配されたそうだけど、あれから反省は・・・したのだろうか。
もしかすると、していないかもしれないので、次やったら叩きのめそうと心に決めた。