好きしか知らない
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【𝙹𝚞𝚗𝚐𝚔𝚘𝚘𝚔】
「テヒョンイヒョンは気づいてました?」
「唐突。」
「おれ、見すぎって言われたじゃないですか、あれ。」
「あー、あれ。」
「あれ...、ってその、そういうことなんですかね?」
「はい?」
でっかい目から目ん玉が落っこちそうになってるけど手で受け止めた方がいい?
「だから、あれってつまり...すっ、」
「す?」
「す、」
「す。」
「...っ、」
やめよう。
口に出すと答えが出てしまう気がした。おれの中ではまだ曖昧なままなのに。この気持ちに名前がつくことを怖がっておれは、逃げたんだ。
またいつもの拒否症状だってイヤイヤ期が始まったんだと思い込もうとしてジミニヒョンを避けに避けまくった。
またか、とうんざりしてる他のヒョンたちとは違ってこんなおれに慣れっこなジミニヒョンは呆れたり怒ったりすることなく無視していても普通に隣りに座るし返事をしなくても話しかけてくる。
また思春期はじまったのか、とからかうように頭をくしゃりと撫でてさっきまでテヒョンイヒョンがいた場所に座った悩みの元凶。
運悪くリビングに二人きりという状況ではあるけれど、幸いおれとヒョンとの間にはもう一人座れるほどの距離があった。
とにかく手元のコミックに集中しようと思えば思うほど視界の隅にあるヒョンの方が気になって全く頭に入ってこない。ここは潔く逃げようと決めたとき目の前いっぱいにチカチカが入り込んできた。これはやばい。
「もう寝るんで、貸しますよ。」
どうぞ、と差し出したコミックをいっこうに受け取らずじーっとおれの目を見つめて、負けるのは死ぬほど嫌いだけど耐えきれずにおれの方が先に目を逸らした。
「まだ早かったか。」
「なにがですか?」
「そろそろジョングギの機嫌が直るころかなぁと思ってたからさ。」
「べつに。機嫌が悪いわけじゃないです。」
「分かってるんだけどさ、なんか怒ってんのかなぁって心配になっちゃうときあって。」
首をかしげるように覗き込むしぐさが、可愛い。おれの太股に置かれた手が、可愛い。拗ねたように突き出された口唇が、可愛い。もうだめだ、おれ。
「テヒョンイヒョンは気づいてました?」
「唐突。」
「おれ、見すぎって言われたじゃないですか、あれ。」
「あー、あれ。」
「あれ...、ってその、そういうことなんですかね?」
「はい?」
でっかい目から目ん玉が落っこちそうになってるけど手で受け止めた方がいい?
「だから、あれってつまり...すっ、」
「す?」
「す、」
「す。」
「...っ、」
やめよう。
口に出すと答えが出てしまう気がした。おれの中ではまだ曖昧なままなのに。この気持ちに名前がつくことを怖がっておれは、逃げたんだ。
またいつもの拒否症状だってイヤイヤ期が始まったんだと思い込もうとしてジミニヒョンを避けに避けまくった。
またか、とうんざりしてる他のヒョンたちとは違ってこんなおれに慣れっこなジミニヒョンは呆れたり怒ったりすることなく無視していても普通に隣りに座るし返事をしなくても話しかけてくる。
また思春期はじまったのか、とからかうように頭をくしゃりと撫でてさっきまでテヒョンイヒョンがいた場所に座った悩みの元凶。
運悪くリビングに二人きりという状況ではあるけれど、幸いおれとヒョンとの間にはもう一人座れるほどの距離があった。
とにかく手元のコミックに集中しようと思えば思うほど視界の隅にあるヒョンの方が気になって全く頭に入ってこない。ここは潔く逃げようと決めたとき目の前いっぱいにチカチカが入り込んできた。これはやばい。
「もう寝るんで、貸しますよ。」
どうぞ、と差し出したコミックをいっこうに受け取らずじーっとおれの目を見つめて、負けるのは死ぬほど嫌いだけど耐えきれずにおれの方が先に目を逸らした。
「まだ早かったか。」
「なにがですか?」
「そろそろジョングギの機嫌が直るころかなぁと思ってたからさ。」
「べつに。機嫌が悪いわけじゃないです。」
「分かってるんだけどさ、なんか怒ってんのかなぁって心配になっちゃうときあって。」
首をかしげるように覗き込むしぐさが、可愛い。おれの太股に置かれた手が、可愛い。拗ねたように突き出された口唇が、可愛い。もうだめだ、おれ。
