好きしか知らない
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【𝙹𝚞𝚗𝚐𝚔𝚘𝚘𝚔】
「見すぎ。」
え?と顔を上げたら自慢の彫刻のような顔面を崩して唐揚げにかぶりついた。
「なんか言いました?」
「見すぎだって。」
「唐揚げ?」
「ばか。なんでお前と唐揚げについて話さなきゃなんないわけ。」
2個目の唐揚げに箸を伸ばしながらもうおれの方なんて見ていなかったから、意味不明なのはいつものことだとおれも自分の唐揚げをつまんだのに。
「ほらまた見てる。」
「っ、さっきからなんなんですか。おれが何を見てるって?」
「ジミン。」
「は?」
放り込んだばかりの唐揚げが飛び出してきそうな勢いで口を開いたら、だからジミンだって、と突拍子もないことを涼しい顔で。
「遠回しなことやっててもあいつは気づかないよ?鈍感だから。」
「いや、なんのはなし?」
「あれ?俺よけいなこと言った?」
「だからなにが?」
「お前もそっちタイプ?うん、気づいてないならいいんだ、忘れて。」
「はぁ??」
そんな意味深発言をしておいて忘れろとはどういうことだ。四次元なのもたいがいにしろよ、ばかヒョン。
*
テヒョンイヒョンとの一件以来ジミニヒョンと目が合うたびに、おれ今見てた?ってへんに意識しすぎておかげでぎくしゃくしちゃってんだけど。すんごい迷惑。
よく分からないもやもやを発散させるべく今日もダンス練習に勤しんで、ちょっと休憩と汗だくでTシャツが肌に張りついたまま煽るようにミネラルウォーターを一気に飲み干した。
「うあ!」
空になったペットボトルを放ってごろんと床に転がっているとおでこに冷えたペットボトルが押し当てられて、ペットボトルをどかした先におれを覗き込むジミニヒョンの顔。
「まだ飲み足りないでしょ。」
って、おれにくれるのかと思いきや先に自分が口をつけてごくごくと喉を鳴らして、この人ほんとに色白だなぁ、って汗で光る喉仏が上下するのをぼんやりと眺めていた。
残りはやるよ、ひとのお腹の上に飲みかけのペットボトルを放って離れてく後ろ姿を目で追いながら身体は自然と起きあがって、テヒョンイヒョンとじゃれている横顔を見ながらおれは転がったペットボトルを引っ掴んで半分に減った水を流し込む。
ヒョンまた痩せた?まっ白な肌が綺麗だなって。
これでもかと糸目にして白い歯を見せて笑うジミニヒョンの視線の先に目をやると、その三白眼はジミニヒョンではなく真っ直ぐにおれに向けられていた。
うん...おれ、見てるわ。
「見すぎ。」
え?と顔を上げたら自慢の彫刻のような顔面を崩して唐揚げにかぶりついた。
「なんか言いました?」
「見すぎだって。」
「唐揚げ?」
「ばか。なんでお前と唐揚げについて話さなきゃなんないわけ。」
2個目の唐揚げに箸を伸ばしながらもうおれの方なんて見ていなかったから、意味不明なのはいつものことだとおれも自分の唐揚げをつまんだのに。
「ほらまた見てる。」
「っ、さっきからなんなんですか。おれが何を見てるって?」
「ジミン。」
「は?」
放り込んだばかりの唐揚げが飛び出してきそうな勢いで口を開いたら、だからジミンだって、と突拍子もないことを涼しい顔で。
「遠回しなことやっててもあいつは気づかないよ?鈍感だから。」
「いや、なんのはなし?」
「あれ?俺よけいなこと言った?」
「だからなにが?」
「お前もそっちタイプ?うん、気づいてないならいいんだ、忘れて。」
「はぁ??」
そんな意味深発言をしておいて忘れろとはどういうことだ。四次元なのもたいがいにしろよ、ばかヒョン。
*
テヒョンイヒョンとの一件以来ジミニヒョンと目が合うたびに、おれ今見てた?ってへんに意識しすぎておかげでぎくしゃくしちゃってんだけど。すんごい迷惑。
よく分からないもやもやを発散させるべく今日もダンス練習に勤しんで、ちょっと休憩と汗だくでTシャツが肌に張りついたまま煽るようにミネラルウォーターを一気に飲み干した。
「うあ!」
空になったペットボトルを放ってごろんと床に転がっているとおでこに冷えたペットボトルが押し当てられて、ペットボトルをどかした先におれを覗き込むジミニヒョンの顔。
「まだ飲み足りないでしょ。」
って、おれにくれるのかと思いきや先に自分が口をつけてごくごくと喉を鳴らして、この人ほんとに色白だなぁ、って汗で光る喉仏が上下するのをぼんやりと眺めていた。
残りはやるよ、ひとのお腹の上に飲みかけのペットボトルを放って離れてく後ろ姿を目で追いながら身体は自然と起きあがって、テヒョンイヒョンとじゃれている横顔を見ながらおれは転がったペットボトルを引っ掴んで半分に減った水を流し込む。
ヒョンまた痩せた?まっ白な肌が綺麗だなって。
これでもかと糸目にして白い歯を見せて笑うジミニヒョンの視線の先に目をやると、その三白眼はジミニヒョンではなく真っ直ぐにおれに向けられていた。
うん...おれ、見てるわ。
