好きしか知らない
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【𝙹𝚒𝚖𝚒𝚗】
*****
「おじいちゃんになったら二人で釜山に帰りたいな。」
「は?帰ってなにすんの。」
「歳とって故郷に戻るってなんかよくない?海が見える広い庭つきの家でしょ、犬とか猫とか飼ってさ、のんびり暮らすの。」
「チョンジョングクと?二人で?俺は?」
「おれ?「俺」にだって家族ができるだろ。テヒョンイも幸せに暮らしてるんじゃない?」
「えーえーえー仲間はずれにすんの。親友だと思ってたのに。あーもー最悪!あーあーあー、」
「うーるーさーいー!寂しいならうちの隣りに家建てて住めば。」
*****
昨夜ちゃんと会話できたのはここまで。
完全に拗ねたテヒョンがリビングの床で寝ようとするから放ってはおけないし、こうなるとガンとして言うことを聞かないのを知っているから、仕方なくおんぶして...それからどうしたんだっけ。
あーそうだ!結局テヒョンはぼくを離してくれなくて、添い寝してたら一緒に寝ちゃったんだ。寂しがり屋で、甘えんぼで、困ったやつだ。でっかい図体してるくせに、まだぼくにしがみついてる。
「テテ?」
いいかげん手離せよ、って言ってみたところで聞こえるわけないか。バカみたいに口を開けて爆睡してるんだから。
ぼくも少し寝るか、と寝返りも打てない不自由な身体で毛布を引きあげようとしたとき、ものすごい力で腕を引っぱられて身体が半分ベッドから落ちかけた。
「な、なっ、なに。」
逆さまに見えるジョングクの顔は怒りに満ちていて、頭のてっぺんから煙と炎が出ているのがぼくには見える。
「ちがう。違うんだよ、ジョングガ。」
大急ぎで起きあがってこのベッドから出て行かなきゃいけないってのに、テヒョンの長い腕がぼくの腰を一周していて。いや、邪魔!寝てるくせになんて力してんだ!こんなときに...、はーなーせー!
「おれもう、いやだ。」
それはもう声なんだか息なんだか分からないような低音で。ぼくの聞き違えでなければ、「もう嫌だ」と彼は言った。確かに言ったと思う、恐ろしく怖い顔してたし。
「ジョングガ、ちゃんと話しをしよう。」
「...。」
「今からぼくの部屋で話そ?」
黙り込んだジョングクをぼくは見つめ続けるけどジョングクが見てるのはぼくじゃなかった、ぼくのお腹でぴくりと動いたテヒョンの腕だ。掴まれたままの腕がめちゃくちゃ痛い。痛くても、何も言えない。
おいキムテヒョン、絶対に起きないでくれよ。
*****
「おじいちゃんになったら二人で釜山に帰りたいな。」
「は?帰ってなにすんの。」
「歳とって故郷に戻るってなんかよくない?海が見える広い庭つきの家でしょ、犬とか猫とか飼ってさ、のんびり暮らすの。」
「チョンジョングクと?二人で?俺は?」
「おれ?「俺」にだって家族ができるだろ。テヒョンイも幸せに暮らしてるんじゃない?」
「えーえーえー仲間はずれにすんの。親友だと思ってたのに。あーもー最悪!あーあーあー、」
「うーるーさーいー!寂しいならうちの隣りに家建てて住めば。」
*****
昨夜ちゃんと会話できたのはここまで。
完全に拗ねたテヒョンがリビングの床で寝ようとするから放ってはおけないし、こうなるとガンとして言うことを聞かないのを知っているから、仕方なくおんぶして...それからどうしたんだっけ。
あーそうだ!結局テヒョンはぼくを離してくれなくて、添い寝してたら一緒に寝ちゃったんだ。寂しがり屋で、甘えんぼで、困ったやつだ。でっかい図体してるくせに、まだぼくにしがみついてる。
「テテ?」
いいかげん手離せよ、って言ってみたところで聞こえるわけないか。バカみたいに口を開けて爆睡してるんだから。
ぼくも少し寝るか、と寝返りも打てない不自由な身体で毛布を引きあげようとしたとき、ものすごい力で腕を引っぱられて身体が半分ベッドから落ちかけた。
「な、なっ、なに。」
逆さまに見えるジョングクの顔は怒りに満ちていて、頭のてっぺんから煙と炎が出ているのがぼくには見える。
「ちがう。違うんだよ、ジョングガ。」
大急ぎで起きあがってこのベッドから出て行かなきゃいけないってのに、テヒョンの長い腕がぼくの腰を一周していて。いや、邪魔!寝てるくせになんて力してんだ!こんなときに...、はーなーせー!
「おれもう、いやだ。」
それはもう声なんだか息なんだか分からないような低音で。ぼくの聞き違えでなければ、「もう嫌だ」と彼は言った。確かに言ったと思う、恐ろしく怖い顔してたし。
「ジョングガ、ちゃんと話しをしよう。」
「...。」
「今からぼくの部屋で話そ?」
黙り込んだジョングクをぼくは見つめ続けるけどジョングクが見てるのはぼくじゃなかった、ぼくのお腹でぴくりと動いたテヒョンの腕だ。掴まれたままの腕がめちゃくちゃ痛い。痛くても、何も言えない。
おいキムテヒョン、絶対に起きないでくれよ。
