好きしか知らない
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【𝙹𝚒𝚖𝚒𝚗】
夢と希望を熱気球のように大きく大きく膨らませて
どきどき、わくわく、そわそわ、もふもふ、そんな表現できない気持ちを抱えていた思春期まっ只中。
...ぼくらは出逢った。
一番遅くにメンバーと合流したけれど持ち前の愛嬌と人懐っこさですぐにチームに溶け込めた。ヒョンたちは可愛がってくれたし親友だってできた。同い年のキムテヒョン、テテって呼んでる。
だけどぼくにはちょっぴり苦手なメンバーが一人。
末っ子のチョンジョングク、
弟のソンミンと同じ2つ下のジョングクはチームで唯一の年下ということもあって、ぼくの中のお兄ちゃんな部分をいかんなく発揮できると張り切ってはいたけれど。
・
「あめちゃん食べる?イチゴ味とレモン味どっち?」
「...。」
・
「シュガヒョンにTシャツもらったんだ、一枚やるよ。どれがいい?」
「...。」
・
「ジョングガぁ、天気もいいし外で一緒にお弁当食べない?」
「...。」
・
「あしたテテとショッピング行くんだけどさ、おまえも行く?」
「...。」
自ら近寄ってはこない弟に来る日も来る日も声をかけ続けるも、首を縦に振るか横に振るかだけでまるっきり会話にならないんだもん。
「なぁテテ?あの子しゃべれないのかな?」
「は?ボーカルのレッスン受けてんじゃん。しかもめっちゃ上手いし。」
「だよね。」
そんなことを本気で聞いてしまってテテに呆れた顔をされたくらいには、真剣に悩んでいる。
もしかして疑問形で話しかけるからダメなんじゃないかって。ジョングクにあげる、ジョングクこれ食べな、ジョングクここ座れば、ジョングクおいで、ジョングク。
じょんぐく、じょんぐく、じょんぐく。
心を開いてくれない彼にしつこくアタックしつづけたけれど、出逢いから半年が過ぎてもぼくたちの視線が交わることはほぼないと言っていいほどの平行線。
さすがにここまできたらぼくって嫌われてるんじゃないかと心配になってきた。これから先ずっと一緒に活動してくわけだし生活だって共にしなきゃなんないってのに、このままじゃまずい、ルームメイトなんてものになってしまったら大変だ。
「ジョングクちょっと話がある。」
ぼくは意を決してリビングを出ていくジョングクを呼び止めたけれど。彼は振り返ることなくその場で固まっている。
ごちそうさまでした、の直後でメンバーの視線が一斉に突き刺さるけど大丈夫だよと片手をあげてジョングクの背中を押してドアを閉めた。
夢と希望を熱気球のように大きく大きく膨らませて
どきどき、わくわく、そわそわ、もふもふ、そんな表現できない気持ちを抱えていた思春期まっ只中。
...ぼくらは出逢った。
一番遅くにメンバーと合流したけれど持ち前の愛嬌と人懐っこさですぐにチームに溶け込めた。ヒョンたちは可愛がってくれたし親友だってできた。同い年のキムテヒョン、テテって呼んでる。
だけどぼくにはちょっぴり苦手なメンバーが一人。
末っ子のチョンジョングク、
弟のソンミンと同じ2つ下のジョングクはチームで唯一の年下ということもあって、ぼくの中のお兄ちゃんな部分をいかんなく発揮できると張り切ってはいたけれど。
・
「あめちゃん食べる?イチゴ味とレモン味どっち?」
「...。」
・
「シュガヒョンにTシャツもらったんだ、一枚やるよ。どれがいい?」
「...。」
・
「ジョングガぁ、天気もいいし外で一緒にお弁当食べない?」
「...。」
・
「あしたテテとショッピング行くんだけどさ、おまえも行く?」
「...。」
自ら近寄ってはこない弟に来る日も来る日も声をかけ続けるも、首を縦に振るか横に振るかだけでまるっきり会話にならないんだもん。
「なぁテテ?あの子しゃべれないのかな?」
「は?ボーカルのレッスン受けてんじゃん。しかもめっちゃ上手いし。」
「だよね。」
そんなことを本気で聞いてしまってテテに呆れた顔をされたくらいには、真剣に悩んでいる。
もしかして疑問形で話しかけるからダメなんじゃないかって。ジョングクにあげる、ジョングクこれ食べな、ジョングクここ座れば、ジョングクおいで、ジョングク。
じょんぐく、じょんぐく、じょんぐく。
心を開いてくれない彼にしつこくアタックしつづけたけれど、出逢いから半年が過ぎてもぼくたちの視線が交わることはほぼないと言っていいほどの平行線。
さすがにここまできたらぼくって嫌われてるんじゃないかと心配になってきた。これから先ずっと一緒に活動してくわけだし生活だって共にしなきゃなんないってのに、このままじゃまずい、ルームメイトなんてものになってしまったら大変だ。
「ジョングクちょっと話がある。」
ぼくは意を決してリビングを出ていくジョングクを呼び止めたけれど。彼は振り返ることなくその場で固まっている。
ごちそうさまでした、の直後でメンバーの視線が一斉に突き刺さるけど大丈夫だよと片手をあげてジョングクの背中を押してドアを閉めた。
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