お隣さん同士の助け合い
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──────────……
「蒼……蒼…」ゆさゆさ
「……ん………ぅ……?……あ、真昼くん」
「風邪引くぞ?こんなとこで寝て…」
「平気…それより、真昼くんは?体調どう?」
「ああ、大分楽になったよ」
「そっか♪それなら良かった…」
「けど、なんでこんなとこで寝てたんだ?それにクロも…」
横目でクロを見る真昼。
まだすやすやと眠りについたまま。
「ああ~…最高級の枕が~…」などと寝言を立てていて、思わず蒼はくすっと笑った。
「クロが眠そうにしててね?せっかくだからと思って」
「そ、それだけ…?」
「ううん、それだけじゃないよ?」
「?」
「真昼くんが目を覚ました時、寂しくないように。側にいてあげたいって思ったの」
「っ!!~~っ………あ、あのさ…蒼」
「ん?」
「それ……素なのか…?」
「?…なに?…す?お酢欲しいの?」
「……はあ~~…何でもない」
「?……そう?」
「そういえば、今何時だろ…」
「えーっと…」
壁の時計を見ると、針は夕方4時半を指している。
時間を告げた後、「もう一回熱計ろうか」と蒼が言った。
「ああ」と返す真昼に「取ってくるから待っててね」と残し部屋を出ていく。
リビングから射す夕暮れ時は、蒼の心を魅了し、「わあ~…」と再び感動させていた。
「明日はきっと晴れだね♪」
すると、ピンポーンとチャイムが鳴り響いた。
誰だろ…そう思いながら玄関へ向かいドアを開けてみる。
ガチャ
「はーい」
「うーっす」
「お見舞い来たよー」
「龍征くん!虎雪くん!」
二人が見舞いに来てくれたのだが、蒼は「あれ?学校は?」などととんちんかんな事を問い掛けた。
はあ~~…と呆れる龍征は拳でコツンと軽く蒼の額を突いた。
「あのな、お前今何時だと思ってんだ?」
「学校ならとっくに終わってるよー」
呆れ顔で言う龍征に続けて虎雪が苦笑しながら教えてあげた。
突かれた額に手をあてる蒼は、「あ、そっか…あはは」と笑う。
「つーか、真昼生きてっか?」
「大丈夫?あんまり風邪とか引かないからさ」
「うん、大丈夫よ。大分楽になったって」
「そっかー良かったー」
大丈夫と聞いて安心する二人。
「あがってあがって。真昼くんも二人の顔見たら元気になると思う」
にっこり微笑む蒼の言葉に、じゃあ少しだけ…と二人は上がることにした。
友達と会って安心したのか、真昼はどこか朗らかになっている。
そんな様子を、蒼はまるで母親のような気持ちで眺めていた。
授業で書いたノートを真昼に手渡した後、二人は真昼の部屋を後にする。
「じゃあねー真昼ー」「ゆっくり休めよー」そう残していった。
「良かったね、龍征くんと虎雪くん来てくれて」
「ああ」
「明日はきっと元気になるよ!」
いつものふんわりした柔らかい笑顔で言う蒼。
そんな蒼を見て、真昼は蒼の名を呼んだ。
真面目な表情に蒼は?を飾す。
「……蒼」
「なに?」
「あ、あの…さ……」
「ん?」