お隣さん同士の助け合い
名前変換フォーム
女夢主人公-設定女夢主人公のフルネーム設定となります。
お好きな名前をどうぞ♪
空欄の場合は、設定通りの名前になります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
──────────……
「ごちそうさまでした」
「お粗末さまでした。全部食べれたね、えらいえらい」
よしよしと撫でる蒼に、照れ臭そうに「子供じゃねーって」と返す真昼。
対して「まあまあ」となだめ、すくっと立ち上がる。
「薬飲む前に、いいもの持ってくるから待っててね?クロも待っててー」
「「?…いいもの?」」
ニコニコしながら蒼は三人分の食器を持って真昼の部屋を出ていった。
残された真昼とクロは?を飾すだけ。
「クロ、蒼何か作ってたか?」「…いや、特には」と首を傾げる。
「オレ、ゲームするのに忙しかったしなー…」
「手伝えよ!」
「なに言ってんだ…ちゃんと手伝ったぞ?」
「なにを手伝ったんだよ…」
「蒼が家事をしている頑張った姿を見守るっつー手伝い…」
「動いて手伝え!それ手伝ったことになってねーから!」
「はあ~…家事となんて向き合えねー…」
二人揃えばいつもこんな調子。
ダラダラしながらぐでーと床に転がるクロは、あっ…と何かを思い出したように宙を見上げた。
「そういえば…」
「なに」
「昼の用意してる時、甘い香りが……」
「甘い香り…?」
「ああ…」
するとドアがガチャッと開き、蒼が戻ってきた。
腕には替えのタオル、手に持ったお盆の上には、薬と水。
そして三つのティーカップと受け皿、先程クロが言った甘い香りをポットからゆらりと漂わせて…。
机の上に置き、慣れた手付きで準備をする。
それを見る真昼とクロ。
「さっきの甘い香り、これだったんだな…」と蒼の隣から覗き見てクロはそう口にした。
「何だそれ…」
「ハチミツティー。ハチミツは風邪に効くし、身体も温まるからね。生姜もちょっと入ってるんだよ」
トポポ…とカップに淹れていき、シュガーをスプーン一杯加えてかき混ぜる。
受け皿に乗せ、「はい、どうぞ」と真昼に手渡し、クロにも「熱いから気を付けてね」と加えて渡した。
自分でもカップを受け皿に乗せ、それを手にとってコクリと一口飲んだ。
好きな紅茶に、買ってきたハチミツを加え、冷蔵庫にあった生姜と合わせて、体に良いものをと用意したが、ドキドキしながら二人に「ど、どうかな?」と、問いかけた。
「……うん、美味い!」
「おー……美味いな…」
「甘過ぎないかな?平気?」
「いや、大丈夫。ホント美味いよ!」
「良かった…ありがとう」
少し照れながらお礼を言う蒼。
すると「いや、お礼を言うのは俺の方だよ」と返す真昼。
キョトンとする蒼、真昼は言葉を続けた。
「色々ありがとう。蒼」
「?……うん。どう、いたしまし、て?」
首を傾げる蒼に、クロは(自覚無しかよ…)と軽く溜め息を付きつつコクリとハチミツティーを飲んだ。
看病から家事から食事から、蒼がやったというのに、当の本人はやってあげたという自覚無し。
これほどの天然記念物がいていいものなんだろうか…。
「……向き合えねー……」
ポツリと呟くクロの言葉は、自身にしか届いていない。
「さて、飲み終わったら薬だね。タオルも取り替えないと」
「ああ…」
「お粥も食べたし、ハチミツティーも飲んだし、明日はきっと元気になるよ♪」
「…ああ、そうだな」
ニコッと笑う蒼につられて真昼も笑顔を溢した。
すると急にクロが黒猫姿に変わった。
「えっ、なに!」驚く蒼を余所に、クロは「まあ落ち着け…」となだめる。
ハッと気付いた蒼は、ベランダの方に顔を向けた。
目に映った光景に蒼は思わず目を見開き感動する。
「わあ~~~……」
「っ…すっげー……」
「…お~~……」