09.武器を持つということ
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─────真昼。
「ごほっ」
「桜哉くっ…!頭、血…ケガして…っ」
それに、蒼。
オレには、実は、秘密の計画があってさ。
それは、
これ以上歳を取らないオレが、
真昼達と楽しく、精一杯高校三年間を過ごした後、
・・・・・・・
いかに自然に姿を消すかっていう…
訪れなかった
幸せな未来の話なんだけどさ
対して…。
─────…見失うな─────
「……血が止まんねぇ…その武器(ホウキ)のせい?それが主人(イヴ)が持つ武器(リード)ってやつか…」
手の平でごしっと血を拭う桜哉、しかし血は止まらない。
「それなら…ちゃんとオレを殺せる?」
─────だめだ そっちへ行くな─────
「殺───…」
「桜哉くっ…なに、言って……」
血が止まらないのに笑みを浮かべる桜哉。
殺すという事に動揺を露わにする真昼。
そんな二人を見守るしかない蒼は桜哉に突き飛ばされて、その場で座り込んだまま。
(ちょっと待て…殺すって何だ?殴った…だけだろ…っ。俺に誰かを殺すなんてできるわけ……)
迷いが、手にしている武器(リード)の形を歪ませる。
真昼の動揺している表情が、何を考えているか察知したように、桜哉は求めるように叫んだ。
「できるよ真昼!!さあ!さあ!さあ!!今のお前には人を殺す以上の力があるんだから、さあ!!」
─────だめだ真昼…“人”と呼べなくなるぞ─────
クロの思いが真昼を警告している。
一方で真昼は、武器を持った事に迷い、そして否定した。
目をぎゅっと閉じ、武器を強く握りしめる真昼の表情はまるで拒絶を示しているかのよう…。
俺は誰も殺したくない
武器(これ)を使うと桜哉は死ぬ…?
今まで一緒に笑って過ごしてきたのに
俺が欲しかったのはこんな力じゃないだろっ…
…そして。