ト書き

グルーシャの手持ちポケモンについて②

2024/04/09 19:31

※Twitterに①を投稿した数ヵ月後に再び妄想したト書き。①と内容が被っている箇所アリ。加筆修正済


改めてユキハミちゃんが懐き進化するってこう……さ!(ナニ) 色々と考えてしまうわけで

《オオミズアオ》がモデルのユキハミ&モスノウだとしたら寿命って進化すると極端に短くなると思われる。で、ユキハミちゃんは何度も進化しようとしたけど(グルーシャに懐いてるし、バトルで役に立ちたいって思って)、その度に進化ストップさせて長く側にいられるようにしてた

けど、大怪我でグルーシャは塞ぎ込んで自分の存在価値が分からなくなってしまう。周りから一人また一人消えていって、残った手持ちポケモン達にある満月の晩「こんな役立たずで存在価値のない人間なんかより、お前らももっといい主人を見つけろよ」みたいなキツイことを言って当たってしまう

ハルクジラはグルーシャの腹へとずつき
マニューラは壁ドンして壁に爪ぶっ刺す
ツンベアーはその場で立ち尽くして涙を流して
アローラキュウコンは美しくも切ない声で鳴き
チルタリスは羽で抱き締めてる

そんな中、闘うことも慰めることも活を入れることも、何もできない小さな体のユキハミはどう思ったか。主人への大好きな気持ちと一人じゃないよって気持ちを伝える術は《進化》しかなくて

あれだけ「進化はするな」「ずっと一緒」って笑顔で微笑み掛けてくれてた在りし日の主人を裏切るようなことになるのは分かってるけど、今目の前で苦しんでいるグルーシャを放ってはおけない

もそもそと部屋の窓の手すりによじ登って一鳴きする
と、主人が気づいてこちらを見る

「ユキハミ?……っ!まさかお前!やめろっっ!!」

満月を背に進化への準備が始まる。体が月の光を浴びて光りだし、体の中から変化していくのを感じるユキハミ。なんとか止めようとグルーシャ君は駆け寄ろうするけど、ハルクジラとツンベアーが前に立ちはだかり、アローラキュウコン、マニューラとチルタリスに服を引っ張られる

「なに、すんだよ……っ!どけって!ユキハミが……っ!」

みんな分かってる。ユキハミが進化したら一緒にいられる時間が短くなることなんて。でも小さな仲間であるあの子の意志を尊重してあげたいし、自分達の言葉なき声は今の主人には届かない。そんなジレンマを5匹もずっと抱えていて

目の前で大きく美しく羽ばたける姿へと進化したモスノウを見て、グルーシャはどう思ったんだろう。命を削ってまで自分への忠誠心を示してくれた姿を見て心が動かされたのではないか。ようやく5匹の真意も今までの活と喝がボディブローのように効いてくる

自分ばかりが不幸になったように感じて、でもこいつらはずっと見限らず傍にいてくれたのに。八つ当たりのように当たり散らして酷いことも言った後悔

まだ覚束ない飛び方で主人の元へとよたよたと翔んでくるモスノウを抱き留めて「ごめんな……ほんとごめん……。やっとわかったから……お前達の気持ち……」

6匹と1人で輪になって抱き締め合ってる光景が見えてしまって苦しい。グルーシャの大怪我時期を妄想するとほんとしんどいけど、そこにしかないエピソードや尊さ、光と闇があって考えずにはいられない

それで以前からオモダカさんに打診されてたナッペ山のジムリーダーを引き受けて、バトルの先鋒はモスノウになった

あと何回バトルが出来るか分からないけど、一回でも多くモスノウと闘いたい。モスノウは一回でも多くバトルで主人の役に立ちたい。そんなんで先鋒にモスノウなのかなって妄想してしまった

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