11歳 4/3
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勉強が終われば私たちはハウスに戻る。
「ヴェ!ヒロインヒロインー!おかえりー!」
私たちの帰りを待ちきれなかったのかフェリちゃんがハウスから猛ダッシュで駆けつけて私に抱きつく。そのすぐ後ろをロヴィも追いかけてきた。
「あっ!フェリシアーノずるいぞ!ヒロイン!俺もだっこ!」
『はいはい、フェリちゃんロヴィー♪ただいまー!お待たせー、一緒に遊ぼっかー!』
「ヒロインばっかええなぁー。なぁなぁロヴィー!親分も親分も!「女の子の方がいいぞちくしょー!」ほなヒロインの洋服借りて着てくるから…『貸さないからね!?』
トニーの発言に私はNGを出す。トニーとか11歳組の中でも体大きい方だから私の洋服伸びちゃうって!私がそう言おうとすると横からフランがじゃ、お兄さんに着せてよとか言ってくるから即ダメ出しする。
「ヒロインのケチー。」
「ヒロインちゃんのお洋服だってお兄さんが可愛く着こなしちゃうのにー。」
「そうだそうだー!ペチャパイブスのお前より俺様の方が絶対カッコ可愛くなるぜケセセセセ!」
3バカトリオに煽られ、カチンと来た私はフェリちゃんとロヴィをポルトとアーサーに一旦預ける。フェリちゃんとロヴィが怯えたような表情で私を見上げるから優しく微笑んで二人の頭を撫で、ちょっと待っててね、と言うとフェリちゃんとロヴィだけじゃなくアーサーやポルトまではいっ!!と良いお返事をした。そして私は後ろを振り返り、腕捲りをする。そして軽く深呼吸をしてから………
『オイコラ3バカ、特にそこの芋男。覚悟は出来てんだろな。』
私のその一言を合図に散り散りに逃げていく3バカトリオを私は猛スピードで追いかけた。
「やーい鬼女ー!大根足ー!」
「ギルちゃん、女の子に大根足は酷いってぇ。せやけどヒロインの足は大根みたいに白いやんなぁ。」
「トニー、それお前も結局大根と思ってるんじゃ…∑どわぁあ!!?」
「「∑フランシス!?」」
『フラン確保ー♪』
近くの木に逆さ吊りになったフラン。私は悪どい笑みを浮かべ、驚くトニーとギルに歩いて近づく。
純粋にあの体力オバケの3人(フランはそうでもないけどトニーとギルはホント体力オバケ)に勝つのは無理だから私は3人よりも優っている頭を使う。最近お父さんに勉強中脱走する3人を何とか出来ないかという相談をされて私はあの3人だけが引っ掛かるような罠をこの庭のあちこちに仕掛けた。もちろん弟妹たちには危なくないように近づいちゃいけないポイントを伝えてある。
「わっ、罠とか卑怯だぞテメェ!」
「せっ、せやで!こんなん弟妹らが引っ掛かったら…」
『ざーんねん♪お父さんに許可もらってるし弟妹にはお兄ちゃんたちがお勉強中脱走するから罠作ったし、危ないから近づいちゃダメだよって教えてるからそこは大丈夫♪卑怯?頭脳的と言うんだな!ふはははは!』
「なっ、何て奴だ…!」
「ヒロイン恐ろしい子っ………!」
『さて、どうする?今すぐ謝って罰としてハウスのお掃除するか、庭に仕掛けた罠という罠に引っ掛かって吊るされるか。あ、あと私には全部罠の場所わかってるし私の罠は108式まであるよ。その中にはトマトトラップもあるかなー♪トニーが毎朝欠かさずお世話してるみずみずしくておいしーい食べ頃のトマトがトマティーナじゃないのにぐっちょぐちょになっていく所を木に縛られて見続けないといけない罠とか…「ヒロイン様ごめんなさい今すぐ親分お掃除してまいります」
「∑トニー!?」
『よし、トニーは良い子だなぁ。』
私がそう言うとギルがトニーに向かって裏切者ー!と涙目で叫ぶ。震えた声でトニーは「トマトは…!!トマトに罪はあらへんねや!やめたって!!」と泣いていた。うん、トニーはトマ質に取れば容易い。あとはギルのみ。
『さぁどうする?ギル。ごめんなさいする?それとも逃げる?』
「ど、どっちも断るぜ!」
するとギルは私に向かって突進してこようとした。
「その前にテメェのパンツ晒してやるぜ………」
私はひょい、とギルの突進を回避してギルは間抜けな声をあげる。
「へ?」
『私がギルの動き読めないとでも思った?』
ギルの性格は知り尽くしてる。だってこの孤児院で一番長くコイツと過ごしてる。ギルはああいう2択を迫られると絶対攻撃に出る。ならそれの裏を突けば良い。ーぎゃあぁあぁあ!
ギルの悲鳴が聞こえ、ギルの姿は消えた。何故って?突進した先に用意されていた落とし穴に落ちたからだ。こうして3バカトリオ対私の、一見不利な戦いは私の勝利で見事幕を下ろした。早めに自首をしたトニーはハウスのお掃除、フランは夕御飯のお手伝い、そして最後まで足掻いたギルは洗濯物の物干し竿晒し上げの刑に処した。
『今日も良いお天気ー♪』
「恐ェ……」
「俺、ヒロインだけは怒らさんようにしようよ…」
・
「ヴェ!ヒロインヒロインー!おかえりー!」
私たちの帰りを待ちきれなかったのかフェリちゃんがハウスから猛ダッシュで駆けつけて私に抱きつく。そのすぐ後ろをロヴィも追いかけてきた。
「あっ!フェリシアーノずるいぞ!ヒロイン!俺もだっこ!」
『はいはい、フェリちゃんロヴィー♪ただいまー!お待たせー、一緒に遊ぼっかー!』
「ヒロインばっかええなぁー。なぁなぁロヴィー!親分も親分も!「女の子の方がいいぞちくしょー!」ほなヒロインの洋服借りて着てくるから…『貸さないからね!?』
トニーの発言に私はNGを出す。トニーとか11歳組の中でも体大きい方だから私の洋服伸びちゃうって!私がそう言おうとすると横からフランがじゃ、お兄さんに着せてよとか言ってくるから即ダメ出しする。
「ヒロインのケチー。」
「ヒロインちゃんのお洋服だってお兄さんが可愛く着こなしちゃうのにー。」
「そうだそうだー!ペチャパイブスのお前より俺様の方が絶対カッコ可愛くなるぜケセセセセ!」
3バカトリオに煽られ、カチンと来た私はフェリちゃんとロヴィをポルトとアーサーに一旦預ける。フェリちゃんとロヴィが怯えたような表情で私を見上げるから優しく微笑んで二人の頭を撫で、ちょっと待っててね、と言うとフェリちゃんとロヴィだけじゃなくアーサーやポルトまではいっ!!と良いお返事をした。そして私は後ろを振り返り、腕捲りをする。そして軽く深呼吸をしてから………
『オイコラ3バカ、特にそこの芋男。覚悟は出来てんだろな。』
私のその一言を合図に散り散りに逃げていく3バカトリオを私は猛スピードで追いかけた。
「やーい鬼女ー!大根足ー!」
「ギルちゃん、女の子に大根足は酷いってぇ。せやけどヒロインの足は大根みたいに白いやんなぁ。」
「トニー、それお前も結局大根と思ってるんじゃ…∑どわぁあ!!?」
「「∑フランシス!?」」
『フラン確保ー♪』
近くの木に逆さ吊りになったフラン。私は悪どい笑みを浮かべ、驚くトニーとギルに歩いて近づく。
純粋にあの体力オバケの3人(フランはそうでもないけどトニーとギルはホント体力オバケ)に勝つのは無理だから私は3人よりも優っている頭を使う。最近お父さんに勉強中脱走する3人を何とか出来ないかという相談をされて私はあの3人だけが引っ掛かるような罠をこの庭のあちこちに仕掛けた。もちろん弟妹たちには危なくないように近づいちゃいけないポイントを伝えてある。
「わっ、罠とか卑怯だぞテメェ!」
「せっ、せやで!こんなん弟妹らが引っ掛かったら…」
『ざーんねん♪お父さんに許可もらってるし弟妹にはお兄ちゃんたちがお勉強中脱走するから罠作ったし、危ないから近づいちゃダメだよって教えてるからそこは大丈夫♪卑怯?頭脳的と言うんだな!ふはははは!』
「なっ、何て奴だ…!」
「ヒロイン恐ろしい子っ………!」
『さて、どうする?今すぐ謝って罰としてハウスのお掃除するか、庭に仕掛けた罠という罠に引っ掛かって吊るされるか。あ、あと私には全部罠の場所わかってるし私の罠は108式まであるよ。その中にはトマトトラップもあるかなー♪トニーが毎朝欠かさずお世話してるみずみずしくておいしーい食べ頃のトマトがトマティーナじゃないのにぐっちょぐちょになっていく所を木に縛られて見続けないといけない罠とか…「ヒロイン様ごめんなさい今すぐ親分お掃除してまいります」
「∑トニー!?」
『よし、トニーは良い子だなぁ。』
私がそう言うとギルがトニーに向かって裏切者ー!と涙目で叫ぶ。震えた声でトニーは「トマトは…!!トマトに罪はあらへんねや!やめたって!!」と泣いていた。うん、トニーはトマ質に取れば容易い。あとはギルのみ。
『さぁどうする?ギル。ごめんなさいする?それとも逃げる?』
「ど、どっちも断るぜ!」
するとギルは私に向かって突進してこようとした。
「その前にテメェのパンツ晒してやるぜ………」
私はひょい、とギルの突進を回避してギルは間抜けな声をあげる。
「へ?」
『私がギルの動き読めないとでも思った?』
ギルの性格は知り尽くしてる。だってこの孤児院で一番長くコイツと過ごしてる。ギルはああいう2択を迫られると絶対攻撃に出る。ならそれの裏を突けば良い。ーぎゃあぁあぁあ!
ギルの悲鳴が聞こえ、ギルの姿は消えた。何故って?突進した先に用意されていた落とし穴に落ちたからだ。こうして3バカトリオ対私の、一見不利な戦いは私の勝利で見事幕を下ろした。早めに自首をしたトニーはハウスのお掃除、フランは夕御飯のお手伝い、そして最後まで足掻いたギルは洗濯物の物干し竿晒し上げの刑に処した。
『今日も良いお天気ー♪』
「恐ェ……」
「俺、ヒロインだけは怒らさんようにしようよ…」
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