龍
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松金と出会って組の構成員と顔見知りになっていくうちに会話の流れでナマエには近づくなと警告された。組員の中に松金が目を掛けるカタギを痛い目に合わせようとする者はおらず、ナマエもそれを破るようには見えない。八神に親切だが、個人的に距離を詰めてくることもない。
なぜそう言われるのか気になって八神から近づいた。
ナマエはいつも落ち着いた雰囲気で、わけもなく距離を詰める八神を煩わしがることも大袈裟に歓迎することもなく自然に受け入れる。
隣にいることを肯定するナマエの穏やかな声音や余裕を感じる微笑にどこか性的な魅力を感じて、警告の意味を理解した。揶揄われていたのだ。そんなのに乗るわけが
「……」
ナマエとキスをした。唇を合わせて割り入れた舌が柔らかな薄い舌に触れて絡み合う。初めての触感に我を忘れそうになって口を離すと、ナマエは八神の頬に手を当てて微笑んだ。
「初めてだろ」
何も言えなかった。顔が熱くなってナマエの手を払い除ける。顔を背けたせいで、ふと笑う息遣いが直接耳に入り込んだ。ナマエはそこに口を寄せて囁く。
「隆之、もう一回して」
命じるような乞うような抑揚が恥じらいをかき消した。
なぜそう言われるのか気になって八神から近づいた。
ナマエはいつも落ち着いた雰囲気で、わけもなく距離を詰める八神を煩わしがることも大袈裟に歓迎することもなく自然に受け入れる。
隣にいることを肯定するナマエの穏やかな声音や余裕を感じる微笑にどこか性的な魅力を感じて、警告の意味を理解した。揶揄われていたのだ。そんなのに乗るわけが
「……」
ナマエとキスをした。唇を合わせて割り入れた舌が柔らかな薄い舌に触れて絡み合う。初めての触感に我を忘れそうになって口を離すと、ナマエは八神の頬に手を当てて微笑んだ。
「初めてだろ」
何も言えなかった。顔が熱くなってナマエの手を払い除ける。顔を背けたせいで、ふと笑う息遣いが直接耳に入り込んだ。ナマエはそこに口を寄せて囁く。
「隆之、もう一回して」
命じるような乞うような抑揚が恥じらいをかき消した。
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