小説
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
中道通りでナマエと鉢合わせた。
破門になって以来半年ぶりの再会だが、互いに神室町にいて会わないのがおかしかったくらいだから、大した感動もない。
「海藤の兄貴、お久しぶりですね」
「おう、久しぶりだな」
その軽さを見るに、ナマエも同じだ。
「ずっと隆之さんのところにおられたんですか? 全然会わないから」
「ずっといるよ。探偵ってのは、目立つわけにはいかねぇときがあるからな」
「へえ」
ナマエは顎を引いて、海藤の派手なシャツを眺める。
「なんだよ。神室町で紛れる格好だから、これでいいんだよ」
「なるほど、勉強になります」
相変わらず適当だ。
しかし、ナマエは破門になった海藤と会うことに躊躇いはないらしい。少なくとも海藤には伝わってこない。
「お前のほうは、最近どうなんだ?」
「俺は変わらず、身体だけは元気にやってます。組はもう羽村のカシラ一強で、カシラは相変わらずキツいですから、褒められても緊張して」
「お前が言うと、軽く聞こえるんだよな……なあ、東はどうしてる?」
「兄貴、最初から俺じゃなくて、東のことが聞きたかったんですか?」
「め、めんどくせぇな……お前のことも気にしてるから、どうなんだ?」
「変わりましたよ。らしくなりました。ご存知ですか? 盗られた金、東が取り返したんです」
「聞いたよ。あいつ、どうやったんだ?」
「誰に……ああ、聞いたんですね」
ナマエも仔細は知らないらしい。ナマエは兄貴の敵討ですよと適当に話している。東について知りたいことは何もわからなかった。たった半年で、もう隔たりがある。
「で、東はこのところ忙しくしてます」
「そうか……まあ、お前も頑張れよ」
「はい。兄貴、そろそろすみません。仕事の途中でして。今度飲みましょうよ」
「お前、俺と飲みなんていいのか?」
「偶然なら……テンダーですよね」
羽村に萎縮しているようなわりに遠慮がない。
「ああ。ター坊もいるかもな」
「そうだ、隆之さん。先週ピンク通りで見たんですよ。多分仕事で……こそこそしてたから、声掛けなかったけど」
楽しみですと言って、ナマエは挨拶をして去っていった。
正直なところナマエと目が合ったとき、動揺しない程度のかすかな緊張があった。それがすぐに打ち消される変わらなさが嬉しかった。
破門になって以来半年ぶりの再会だが、互いに神室町にいて会わないのがおかしかったくらいだから、大した感動もない。
「海藤の兄貴、お久しぶりですね」
「おう、久しぶりだな」
その軽さを見るに、ナマエも同じだ。
「ずっと隆之さんのところにおられたんですか? 全然会わないから」
「ずっといるよ。探偵ってのは、目立つわけにはいかねぇときがあるからな」
「へえ」
ナマエは顎を引いて、海藤の派手なシャツを眺める。
「なんだよ。神室町で紛れる格好だから、これでいいんだよ」
「なるほど、勉強になります」
相変わらず適当だ。
しかし、ナマエは破門になった海藤と会うことに躊躇いはないらしい。少なくとも海藤には伝わってこない。
「お前のほうは、最近どうなんだ?」
「俺は変わらず、身体だけは元気にやってます。組はもう羽村のカシラ一強で、カシラは相変わらずキツいですから、褒められても緊張して」
「お前が言うと、軽く聞こえるんだよな……なあ、東はどうしてる?」
「兄貴、最初から俺じゃなくて、東のことが聞きたかったんですか?」
「め、めんどくせぇな……お前のことも気にしてるから、どうなんだ?」
「変わりましたよ。らしくなりました。ご存知ですか? 盗られた金、東が取り返したんです」
「聞いたよ。あいつ、どうやったんだ?」
「誰に……ああ、聞いたんですね」
ナマエも仔細は知らないらしい。ナマエは兄貴の敵討ですよと適当に話している。東について知りたいことは何もわからなかった。たった半年で、もう隔たりがある。
「で、東はこのところ忙しくしてます」
「そうか……まあ、お前も頑張れよ」
「はい。兄貴、そろそろすみません。仕事の途中でして。今度飲みましょうよ」
「お前、俺と飲みなんていいのか?」
「偶然なら……テンダーですよね」
羽村に萎縮しているようなわりに遠慮がない。
「ああ。ター坊もいるかもな」
「そうだ、隆之さん。先週ピンク通りで見たんですよ。多分仕事で……こそこそしてたから、声掛けなかったけど」
楽しみですと言って、ナマエは挨拶をして去っていった。
正直なところナマエと目が合ったとき、動揺しない程度のかすかな緊張があった。それがすぐに打ち消される変わらなさが嬉しかった。
1/4ページ