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一章 季節外れのプリムラ【後半】



自分は、見た。

今日の裁判で。

最後の明石の告白の時。

あの人の顔が、今までに見たことのないくらい

酷い形相になっていたことを。

もう、後には引けない。

そういったものが、恐ろしさを倍増させる。

後悔をしても仕切れない。

もうここまで来たら、やるしかないのだ。






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