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カタギリから解放されたヒカルは隠れ家に帰って来た。
「ただいま~」
テ「な、ヒカル!?」
ロ「無事だったのか!?」
刹「ヒカルッ!!」
「うわっ!」
帰って来たヒカルに、刹那は抱き着いた。
ロ「ヒカル、お前どうやって逃げて来たんだ?」
「ん?えっとね」
刹那に抱き着かれたまま、ヒカルは事情を話した。
テ「対象者であった、ルイス・ハレヴィも保護されたって?」
「うん。犯人はカタギリ先生だった」
テ「あの教師が犯人だったのか」
刹「しかし、誰が助けた?警察もまだ動いてなかった筈だ」
「ハム仮面だよ」
刹「ハム仮面…?」
テ「誰がやったか、一目瞭然じゃないか」
刹「…くっ!」
刹那はヒカルを離し、立ち上がった。
ロ「お、おい刹那!何処行く!?」
テ「刹那!」
二人の止める声も虚しく、刹那は部屋を出て行ってしまった。
「ハム仮面強かったよ~あっという間にカタギリ先生をボコボコにしちゃったんだから」
ロ「ヒカル、お前誘拐された割には元気だな…」
「楽しかったから♪」
ヒカルは笑顔で話していると、奥の部屋からアレルヤが出て来た。
ア「ロ、ロックオン…」
ロ「あ、どうしたアレルヤ?」
ア「体が、痛いよ…」
ロ「…そうか」
辛そうなアレルヤに、ヒカルは彼の体を優しくさすった。
.
キーンコーンカーンコーン
グラハムは学校外に、鞄を片手に立っていた。
「ああ、シクラメンの香りがする…」
その時、彼の背後に刹那が現れた。
「グラハム・エーカー」
「少年か。呼ぶのなら、フルネームではなく、ハム先生と言ってほしいが」
グラハムはそう言いながら刹那の方を振り向いた。
「あんたは既に、スクールに辞表を提出している」
「フ、情報が早いな」
「あんたも、テロ組織を探していたのか?」
「さあ、何の事かな?」
「ハム仮面なんだろ」
「ああ。そうだ」
「だったら、探していたんじゃないか」
「そうとも言うな」
「そうとしか言えない!」
「どちらにせよ、被害は未然に防がれた。私はそれで良い。それで良いと思うが」
「グラハム…」
「そろそろ時間だ。また逢おう、少年」
「何処へ行く?」
「私の愛機の元に」
その時、上空から一機のフラッグが現れた。
「なっ、こ、これはフラッグ!」
『さらばだ少年、ちょりーっす!!』
フラッグに乗り、グラハムは飛び去った。
「ハム仮面…」
ピピ、ガガガガ。
.
『ミッション、終了。仮想空間、解除』
スメラギの声に、真っ暗な部屋には明かりが着き、そこに置かれているカプセルが次々と開いた。
その中の一つに、刹那が横になっていた。
「ん、…ぁ…」
目を覚ました刹那はゆっくりと起き上がり、そんな彼にスメラギが近寄った。
ス「ヴェーダが製作した用心警護の仮想ミッション、無事クリア出来たみたいね。どうだった刹那?仮想空間でのミッションシミュレートの感想は」
刹「感想と言っても、というか、ミッションをクリアしたのか?俺は。事件を解決させたのは、仮想空間にいた、得体の知れない変態だったような」
ス「予期せぬ状況には、無事対処できたという事よ」
刹「とても納得出来ない状況だったが」
「ちょっと待って」
そこに、同じく仮想空間から目覚めたアレルヤが、刹那の方に寄った。
ア「刹那は今、変態がいたって言ってたよね?」
刹「ああ」
ア「僕がやった仮想ミッションでも、もの凄い変態が出て来たよ」
刹「まさか、ハム仮面か?」
ア「そうだ、確かにそういう名前だった」
そこに、ロックオンが参加
ロ「ホントか?俺の所にも出て来たぞ。いきなりフラッグで現れ、俺のターゲットを殲滅していきやがった」
更にティエリア。
テ「俺は、ガンダムを奪われて、勝手に乗り回された」
最後にヒカル。
「私は無理矢理フラッグに乗せられて、空の散歩だ~。って振り回されたよ」
ア「ヴェーダの製作した仮想ミッションに問題があるのか?」
テ「そんな訳ある筈がない!」
ロ「だとしたら、一体」
刹「ああ。一体何者なんだハム仮面…」
ユニオン軍、MSWAD。
「っ、へっぎし!!」
「おやおや解りやすい。風邪かいグラハム?」
「フ、そんな事がある筈がなかろう。何故なら、馬鹿は風邪を引かない!」
「っ、っ…ハックション!!」
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