第3話 訪問者
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「そっそうですね!気持ちも落ち着くと思いますし私もお手伝いしますね!」
「奈恵は何もしなくてよいですよ。お茶の方からやってきてくれますから」
へい?お茶の方からやって来る?何を言ってるの?と思った矢先…
…………!!!!
目の前におぼんに乗ったきゅうすと湯のみが浮いてる…
「うっ浮いてるぅ~!?」
口をパクパクしてる私を横に園長先生はお茶をいつものように入れ、ハグリッドに渡してる。
「やっぱ日本のお茶はうまいな~。心が落ち着く」
「あら、ハグリッドったら。お茶の良さをやっと解ってくれたのですね?」
なんて会話してるし。園長先生は私にもお茶をくれたけどさ…気持ちが全く落ち着かん!むしろさっきより動揺してないか自分?
頭の中がグルグル
ちょっとまて、ちょっとまて。整理しよう!私は魔法使いでこれから学校に通ってそこで魔法の勉強をするって事だよね?でも魔法なんてあるわけないって思ってたらお茶が浮いてたから…本当の事?
「あの、さっきのお茶を浮かしたのって園長先生がやったの?」
「そうですよ!今まで黙っていてごめんなさいね。私もあなたと同じ魔法使い。魔法使いは普通の人間に正体をバレてはいけないとゆう決まりがあるの。それと、あなたがこれから行く予定の学校は私も通った学校なんですよ!」
「ほっほんと!?先生もそこで学んだの!?あっ、ちなみにどこにあるの?」
場所を聞いたら二人は場所の話をするのをすっかり忘れていたわ。なんて言ってから
「場所はとってもいい所だぞナエ!イギリスだ!」
と、ハグリッド。
……海外かよ!ツッコミを…ツッコミを入れたい!
けど…ここへ来て二人が冗談を言うのもおかしい。実際魔法を見てしまった以上、イギリスに学校があったって何もおかしくない。むしろまだイギリスでよかったと思った。
海外だからビックリはしたけど…月とか言われなくてよかったと何気に思った自分がいた。
「イギリス…。私英語話せないし…」
こればかりは現実的な問題に直面したーなんて思ったら
「あら、奈恵!それは大丈夫ですよ?だってあなた、もうハグリッドと話せているじゃないですか」
そっそう言えば!ハグリッドは外人さんなのに私普通にお話してたよ。
「これも魔法?」
「そうよ!入学祝いで私があなたに魔法をかけてあげました。私が呪文を解かない限りこの魔法はずっと効果を発揮しています」
「すっすごいです先生!ありがとうございます!」
あらためて魔法は凄いなと思った。さっきまで魔法は存在しないなんて思っててゴメンナサイ…。だね。
「さてナエ。行くと決まれば早速手紙をあけて読んでみるといい!必要な事が書いてある!お前さんが立派な魔女になる為のな!」
手紙?あ、さっきハグリッドからもらったやつだ!
この中に、これから私が必要となるものが書いてあるんだ!魔法使いになる為の!
私はドキドキしながらそっと手紙をあけていった。
・