第10話 トロール
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ドラコSide
僕はポッターとウィーズリの後を追い掛けた。
「おいポッター。ナエは何処にいるんだ。ホントにこっちであってるのか」
「…ナエとハーマイオニーは女子トイレにいる」
ポッターがそう告げた。
「女子トイレ?何故そんな所にいつまでもいるんだ」
「女の子には女の子なりの事情があるのさマルフォイ」
…お前に言われなくても解ってるさ。
クソッ。ポッターめ。
すると、少し離れた場所をでかい怪物が移動してる姿が見えた。
トロールだ。
「マズイ。女子トイレの方へ行ったぞ。行こう」
ポッターが先陣を切ってまた走り出した。
僕やポッターがトイレに着いた時には中はもうめちゃめちゃになっていた。
そして目の前で杖を持ちながら倒れていく彼女を見た。
「っ!!ナエ!」
僕は叫んだ。
彼女が倒れていく。
何があったんだ。トロールにでもやられたのか?
彼女の元へ駆け寄った。
外傷はないみたいだ。
何度彼女の名前を呼んでも目を覚まさなかった。
僕がナエに駆け寄ってた最中にポッターとウィーズリがトロールを倒した。でかい図体が横たわった。
その直後、先生が駆け付けてきてこれはどうゆう事か説明しろとマクゴナガルがポッター達に聞いていた。
それについては私に責任があるとグレンジャーが話していたが今はそんな事どうでもいい。
「先生、ミスイワウラが…」
僕は早くナエを何とかしてくれと言わんばかりに先生を呼んだ。
「ミスイワウラ!まぁ大変。一体何が…とりあえず今は医務室に運ばないと。なんて事に…」
僕は先生に医務室まで運ばれる彼女に着いていった。無論、あの三人もついて来てた。
医務室に運ばれたナエはベッドに寝かされ診察を受けた。
疲労がたまってるだけで心配はいらないとマダムポンフリーは言った。
「ナエ…大丈夫かしら…」
「マダムポンフリーも異常ないと言ってるから大丈夫だよ」
グレンジャーとポッターが会話をしてた。
僕はじっとナエを見てる事しか出来なかった。
「さ。ミスイワウラはもう大丈夫ですから。あなた方は寮へお戻りなさい」
先生に言われて僕達は医務室を後にした。
「まさかマルフォイも駆け付けるなんて、どうゆう風のふきまわしかしら?」
グレンジャーが絡んできた。
「別に?僕が何しようが何処に行こうか関係ないだろ。フンッ。お前の哀れな顔でも見てやろうかと思ってね」
「やめろよマルフォイ。今日はみんな疲れてる。もう寮へ戻ろう」
「言われなくてもそうするさポッター。では僕は失礼するよ」
そう言って僕は寮へと戻っていった。
内心、ナエが無事であった事に胸を撫で下ろしながら。
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