第10話 トロール
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三つの頭の怪物を目撃して数日が経った。
あれ以来あの部屋には近づいてないし、ハーマイオニーの言う通りあの怪物が何かを護ってるにしてもそれが何だか解るはずもなく、そして誰かに話す事もなく、私達はいつも通りの生活をしていた。
ハリー達はあの怪物の話しをしないでいるけど内心みんな気にはなっているだろう。私も気になってはいるからだ。
今は浮遊術の授業中。
魔法使いの最も基礎的な技術を学んでいる。
先生の合図で杖の基本的な振り方とか正確な呪文の発音を習っているのだが、あの怪物の事がなかなか頭からぬけなくてつい考え事をしてしまう日々が少なからず続いていた。
ダメダメ…今は授業に集中しなきゃ。基礎がおろそかになっては全てに影響してくるわ。
そう自分に言い聞かせ授業に集中する。
「ではみなさん。今やった杖の振り方を忘れずに、呪文は正確に。やってみて下さい」
先生の合図でみんな一斉に杖を振って呪文を唱えるが…みんな見事に発音がおかしい…。
英語の本家、イギリスなのに…
杖の振り方と正確な呪文を発すればOKなのよね。
私は杖を振って呪文を唱えた。
「ウィンガーディアム・レヴィオーサ」
すると自分の羽がふよふよと浮いた。
「おーよく出来ました。みなさんミスイワウラがやりました。素晴らしい」
どうやら1番初めに出来たのは私らしい。
杖振って呪文唱えるだけなんだけどな…。
「凄いわナエ!それに比べて…」
と言って私の隣にいたハーマイオニーがロンの方を見ながら言った。
ロンはめちゃくちゃに杖を振り回していた。
「ちょっと待って!ストップ、ストップ」
ハーマイオニーは杖を振り回すロンを止めて
「そんなに振り回したら危ないでしょ。それに発音も違ってる。いい?レヴィオーサ。あなたのはレヴィオサ~~。ホントに少しはナエを見習ったら?」
「そんなに言うなら自分でやってみろよ。ほら、どうぞ?」
ロンにやってみろと言われたハーマイオニーは杖を振って呪文を唱えた。
すると、私の時と同じように羽が中をふよふよ舞った。
「おーミスグレンジャーも素晴らしい!」
ハーマイオニーも一発で成功した。
さすがだよハーマイオニー!
それと同時にシェーマスがヘンテコな呪文を唱えたせいで爆発が起こり、シェーマスは真っ黒こげになった…。
授業も終わって寮に戻ろうと思ったら先生に呼び止められた。
なんだろうと思って先生の話しを聞く為、ハリー達には先に行っててもらう事にした。
何事だろうと話しを聞いていたら、大量の書類やらファイルやらの位置を変えるからその手伝いをして欲しいとの事だった。
なんでも、最初に羽を浮かせたから、とゆう理由だけでらしいが…。
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