第9話 飛行訓練と三つの頭
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今日の授業は全て終わり、私はハーマイオニーと外のベンチに座りながら復習をしていた。
そしてそこでハーマイオニーに聞いたのだが、なんとハリーがクィディッチのチームに選ばれたと。しかも一年生で選手になれたのは100年ぶりらしい。
とゆうより…
「…ねぇハーマイオニー。クィディッチってどんなゲームなの?」
「……えっ、ナエあなた、クィディッチは有名なゲームよ?知らないの?」
「まったく」
だって魔法界のゲームでしょ?つい最近魔法使いだと知ったばかりでそこまで知る余裕がなかったのだよ…
「今度ゆっくり教えてあげるわ。あら、噂をすればハリー達よ」
ハーマイオニーが指さす方を見るとハリーとロンが歩いてきた。
「頑張れよハリー。クィディッチはいいぞ?最高のゲームさ。君きっとうまいよ」
ロンがハリーにクィディッチに出た方がいいよとハリーを説得していた。
「ナエ行きましょう!」
「え?ハーマイオニー?」
まだ復習の途中なのにハーマイオニーはめずらしくハリー達の方へ走っていく。
私はハーマイオニーの後ろを小走りでついていった。
「でもクィディッチは一度もやった事ないゲームだよ?下手くそだったらどうしよう」
するとそれを否定したのはハーマイオニーだった。
「下手くそなんて有り得ないわ。親譲りだもの」
なんて言い出した。
親譲り!?
「ハーマイオニーそれはどうゆう事?」
私が聞くと
こっち来て!と言われハーマイオニーの後を三人でついていった。
ハーマイオニーに連れて来られたのは過去のクィディッチの優勝カップが飾ってある場所だ。
「わお。ハリー、君のお父さんもシーカーだったんだね」
その優勝カップにはジェームズ・ポッターと書かれていた。
「ハリーのお父さんもシーカー。ハーマイオニーが言ってた親譲りってこの事ね?」
「そうよ!」
「ぼく、知らなかった」
ハリーは凄く感動してた。
それから私達はそのまま寮へ戻る事にした。
「変じゃないか?自分の事なのにハーマイオニーより知らないんだね」
「うん。そうなんだ」
ロンが不思議そうにハリーに聞いていた。
すると突然
ガタン
「うわー」
階段が動いた。
しまった…階段は動くんだった…
「どうしたの?」
「階段は動くのよ。忘れたの?」
スイマセン…私も忘れてました…
動いた階段は止まった。
「こっちに行こう」
「階段の気が変わらないうちにね」
私達は階段がまた動かないうちに目の前の扉に入った。
しかし中は不気味でほこりっぽくて、変な彫刻の銅像があって嫌な感じだ。
「ここにいるの、なんかヤバい気がしない?」
「ここは入っちゃいけない所よ。3階だもの。立ち入り禁止よ」
「行こう」
ハリーが引き返そうとしたら足元に猫がいた。
ニャ~
「フィルチの猫よ」
ハーマイオニーが叫んだ。
「逃げろ!」
ハリーの一声で全員部屋の奥へダッシュした。
「ちょっと!どこへ逃げるのハリー!出口は逆なのに」
「大丈夫だよナエ。あの部屋に隠れよう」
奥へ進むと扉があった。その扉をあけようとロンがドアを引っ張るが鍵がかかってるみたいで開かない。
「しまってる。もうダメだ。おしまいだ」
ロンの顔が凄くこわばってる。
「ちょっとどいて」
ハーマイオニーがロンをどかして杖をだす。
「アロホモーラ」
ハーマイオニーが呪文を唱えると鍵があいた。
みんないっせいに中へ入った。
遠くでフィルチらしき男性の声がした。危機一髪だった。
「アロホモーラって?」
ロンが不思議そうに聞いてきた。
確か、
「基本呪文集第7章…だよね?」
「そうよ!さすがナエね!ロンもちゃんと本ぐらい読んだら?」
こんな時でも説教出来るハーマイオニーは凄いね…
ほんの数秒したら遠くでフィルチと猫が去っていくのが解った。
「行っちゃったわ」
もう大丈夫だね!よかった!
ハリーにもこの事を伝えようとハリーの所までいくと
「これがいるからだ」
そう言ったハリーの目の前には三つの頭を持った怪物がいた。私達4人に気付いて起きてしまったらしい。
三つの頭と目があった瞬間…
アーーーーーー!!!
怪物もワンワンワンワン吠える。
急いでドアを出たものの、怪物の首が私達に襲い掛かる。
ドアを4人がかりで閉める。
「押せ!押すんだ!」
必死に4人でドアを押さえてなんとかあの三つの首の怪物から逃れた。
・