第8話 はじめての授業
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「魔法薬調合の微妙な化学と芸術的な技を、諸君が理解出来るとは…期待していない」
この人教師?期待してないとか普通言うか?
「だが、一部の……素質のある………選ばれた者には伝授してやろう。人の心を操り感覚を惑わせる技を」
この人ホントに大丈夫か?
「名声を瓶の中に詰め栄光をじょうじょうし死にすら蓋をするそうゆう技を」
もう勝手に一人芝居してくれ的な感じなんですが…
「ところで、諸君の中には自信過剰な者がいるようだ。既にホグワーツに来る前に力を持っているから授業など聞かなくてもいいとゆう訳か」
誰の事?と思ってふと隣を見たらハリーがノートに何か書いてたいた。
あ~…ハリーの事言ってるのか。
でもハリー…気持ちはよく解る…私もこいつの話しより自習してたい…
ハーマイオニーに阻止されてハリーもスネイプ先生の方を向いた。
「ミスターポッター。その名も高きミスターポッター。アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを加えると何になる」
知らないよそんな事…
ハーマイオニーは手を挙げてるしさすがです…
「わからぬか。ではもう一問。ベゾアール石は見つけるにはどこを探せばいい?」
「…わかりません」
「ではモンクスフードとウルフスベーンの違いは?」
「…わかりません」
解る訳ないじゃない…
なんなのこいつ…
ハーマイオニーがずっと手を挙げてるんだから答えさせてあげればいいじゃない…
さっきからなんなの
てかこいつ確か組分けの時にハリーの事ずっと見てた黒ずくめ…ハリーになんの恨みがあるって言うのよ…
「まったく。情けない。名前ばかり有名でも仕方ない。そうは思わんかね?ポッター」
くっ…くそー
一言…一言いってやりたいが…言ったら間違いなくグリフィンドールに減点…
さっきの授業で遅刻したから間違いなく減点されてる…しかも三人分…
ここでさらに減らしては…
って減点より友達の方が大事に決まってるだろ自分…
解ってる…解ってるが寮全体の事も大事だ。でも大事な友達をボロくそに言ってるこいつに言ってやりたい…
くそー…
そしてこの教師に一言も言えないまま魔法薬学の授業は終わった。
これからみんなで大広間で習った魔法の自主練をする。私は大広間に行く途中にハリーにさっきの事について自分の気持ちを話した。
「ハリー…ごめんね…さっきスネイプ先生あんな酷い事言ったのに反論出来なかった」
申し訳ないとハリーに言ったら
「なんでナエが謝ってるの!?」
とビックリされてしまった。
「だって大事な友達の事あんなふうに言われたんだよ?カチンと来るのは当たり前じゃない!私悔しくて…ハリーだって好きで有名になった訳じゃないんだし…」
「うん。でも僕、さっきのスネイプ先生の事はまったく気にしてないから」
「…ハリーって、強いね」
「そう?」
あんな事言われたら誰でも落ち込むよ?
「それに私、グリフィンドールがまた減点される事も頭によぎってそれもあって言えなかった…私最悪だ」
「なんで?ナエの考えは的確だよ?実際僕達遅刻したからこれ以上はヤバいでしょ。心配してくれてありがとう。ナエのその優しさだけで僕は十分嬉しい。」
ハリー…なんていい子なんだ!
「ありがとう!そう言ってくれて私も嬉しい」
ハリーは大人だな~と思った。
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