第8話 はじめての授業
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ピチピチ
ピチピチ
小鳥の鳴き声
窓から差し込む朝日
なんて清々しい朝なんだ!
なんて思ったのはほんの一瞬で…
「なんで授業初日に寝坊なんてしたのよぉ~~(泣)」
ナエ・イワウラ
おもいっきり寝坊しました
起きたらなんとルームメイトもハーマイオニーもいなくて時計を見たらもうとっくに授業が始まってる時間で…
しかもこうゆう時に限って物事はうまく進まない…
部屋の中を無意味にあたふたしたあと猛ダッシュで着替える。
「何でハーマイオニーは起こしてくれなかったんだろう…」
ってハーマイオニーのせいにするのか私は。
いかんいかん。100%私が悪い!
とにかく早く行かなくちゃ。
準備が出来たので女子寮のドアを勢いよく開けた。
と、同時に男子寮のドアも勢いよく開いた。
「あれ、ハリー?ロン?」
男子寮からこの二人が出て来た。
「えっ、ナエ?なんで?」
お互いになんで?と顔をあわせていたが…
こんな事をしてる場合じゃない!
「とりあえず走ろう二人とも」
ここでじっとなんかしてられない。私達はとにかく走った。
そして走りながら
「もしかして、もしかしなくても二人とも寝坊?」
「ああ。ナエも?」
ロンが若干息を切らしながら答えた。
「はい…寝坊しました…」
まさか初日にグリフィンドールから3人も寝坊者が出るなんて…やってしまった…
三人で猛ダッシュして教室へ着いた。今日の最初の授業は変身学。マクゴナガル先生の授業だ。
あれ、先生がいない。
代わりに猫が一匹いるけど先生まだ来てないとか?
………はっ!まさか!
「ふ~…間に合った。遅刻したらマクゴナガルがなんて言うか」
あ~…ロン…なんて事を言うの…先生なら目の前に…
そして私の予想は的中。猫は変身したマクゴナガル先生だった。
先生は私達の前までやってきた。
「へっ変身お見事でした」
「お褒めの言葉ありがとうウィーズリー。あなたとポッター、それにミスイワウラを懐中時計に変身させましょうか?そうすれば遅刻しないでしょう」
「道に迷って…」
ハリーは道に迷った事にしてるし
「では地図にしますか?地図無しでも席は分かりますね?」
はぁ…。見事にやってしまった…。
私はあいていたハーマイオニーの隣の席に座った。
「おはようナエ。よく眠れた?」
小声でハーマイオニーが聞いてきた。
「おはようハーマイオニー。それはもうグッスリと…。しかしビックリした…起きたら誰もいなくて…」
「だってナエったら起こしても全然起きないのよ?」
「えっ、起こしてくれたの?わ~ん…起きなくてごめん…」
まさか起こしにかかってくれてたなんて…
完全に自分の責任だわ…
なんとか無事変身学の授業が終わった。
えっと次は~魔法薬学の授業か。
ハーマイオニーはトイレに寄ってから次の授業に行くと言って先に教室から出ていった。
隣で授業を受けていたハリー達も
「僕とロンはトイレに行ってから行くよ!あれ、ハーマイオニーは?」
「彼女も君達と同じよ。私はそのまま向かうね!」
「ナエ一人で大丈夫?」
私を何だと思ってるの貴方達は…
「大丈夫だよ!場所は分かってるから!また後でね!」
トイレに行く二人と教室を出た所で別れた。
しばらく歩いてると後ろから私を呼ぶ声がした。
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