第7話 組分け
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大広間の中に入るとそこはとても大きな大きな空間だった。大広間とゆうのはまさにこの事を言うんだなと思ってしまうほどだった。
天上は薄い雲がかかった空に、そこにろうそくが浮いていた。
「あれは本物の空ではないわ。魔法でそう見えるようにしてあるだけ。ホグワーツの歴史とゆう本に書いてあったわ」
私の前を歩いていたハーマイオニーが彼女の隣を歩いていた女の子に説明していた。
「さ、ここで止まりなさい。後ろの人はもっと前まで来て。そうです。そこでお待ちなさい」
一年生は全員前の方に来て次の指示を待った。
「まずはダンブルドア校長よりお話があります」
長いシロヒゲでサンタクロースの格好が似合いそうな人だ。
「生徒の諸君。暗黒の森は立入禁止じゃ。生徒は入ってはいかん。それと管理人のミスターフィルチからも注意事項がある。右側の3階の廊下には決して近づかない事。そこには、恐ろしい苦しみと死が待っておる。以上じゃ」
じゃあ学校の中にそんな危ない所を作らないで頂きたい…
「ではこれより組分けを行います。一年生は全員、一人ずつ頭にこの帽子を被ってもらいます。この帽子が、あなた達の寮を決めます。呼ばれたら前へ来なさい」
あの古びた帽子が寮を決めるの?魔法界ってどこまでも不思議な所ね…
「ハーマイオニー・グレンジャー」
ハーマイオニーが1番?
ハーマイオニーは呼ばれて前へ行く。その間に
「大丈夫、落ち着いて、リラックス」
なんて言葉が聞こえた。
なんかハーマイオニー、一人でぶつぶつ言ってるけど大丈夫かな?
「あいつって変わってるよな~」
ロンがハリーに話してた。
ハーマイオニーは頭に帽子を被せられ、しばらくして
「グリフィンドール!!」
帽子が叫んだ
「あっあの帽子しゃべるの!?」
ハリーに聞くと
「僕もちょっとビックリした…」
やっぱり魔法の世界って不思議過ぎる…
ハーマイオニーはグリフィンドール寮へと走って行った。
「ドラコ・マルフォイ」
あっ次ドラコだ。
ドラコが呼ばれて彼が前へ行くとき、ふとドラコと目があった。すると彼は私にうっすらと笑いかけた。
あっ、まただ。また顔の回りが少し熱くなった。
ドラコが椅子に座り帽子が完全に被さる前に
「スリザリン!」
帽子は叫んだ。
早っ!帽子被ってる途中なのに決まっちゃったよ。
ドラコの言ってた通りホントにスリザリンになっちゃった。
感心してる私の横でロンが
「悪の道に走った魔法使いはみんなスリザリンだった」
とハリーに話してた。
悪の道…そう聞いた瞬間何故か頭の中に"例のあの人"とゆう言葉が出てきた。
なんで今そいつの名前が出てきたんだろ…
ホントに分からない事だらけだな~なんて思ってたら隣でハリーが額の傷を押さえてた。しかも痛そうだ。顔が引きつってる。
「ハリー?大丈夫?どうしたの?傷、痛むの?」
「ううん、大丈夫。なんでもないよ」
と、彼は言うが普通に痛そうにしてるよ?
それにどこ見て話してるんだ?
私も彼の見ていた方を見る。その先は教師が座る席。全身黒ずくめの教師もハリーを見ていた。
「ハリー?知り合い?」
私が不思議そうに聞くと
「いや、知らない」
そう一言だけ告げられた。なんだったんだ?
そんなやり取りをしてたらいつの間にか
「ロナウド・ウィーズリー」
ロンの番になっていた。
ロンは恐る恐る前へ行き、椅子に座って帽子を被った。しばらくして帽子が
「グリフィンドール!」
と叫んだ。
ロンは凄くホッとした顔になり自分の寮の方へ走って行った。
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