第2話 今の日常
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ハッッ!!!!!
目が覚めた
夢を見ていた
姿も見えず誰とも解らない声に話し掛けられて私の夢はここで目が覚める
今日が初めてではない。数ヶ月前程からこの夢を見るようになった
私の名前は岩浦奈恵
11歳。普通の小学生。
いつものように目が覚めたらまず背伸びをして、起き上がったらとりあえずベッドの上でボーッとして、それからトイレへ。
スッキリしたらバシャマのまま部屋を出てみんなが待ってる食堂へ!
食堂?リビングではなくて?
私は物心着いた時から『風の家』とゆう施設で育てられた。
両親がいないのだ。
この施設の前にすてられていた。……らしい。園長の話では。
朝ご飯の時は私が一番最後に席につく。起きるのが遅いからだ。
「奈恵また寝坊かよ。お前が遅いから朝ご飯がいつも遅くなるんだい」
私の前に座っている同い年の男の子が言った。
「うん、ごめん。朝は苦手なんだよね~。私低血圧だから」
そう言って適当にあしらって卵焼きに手を伸ばした。もそもそと食べている私を見てお茶をいれにきた園長先生に
「奈恵はまた“いただきます″をしていないですね?もう…あれ程言ったのに」
「そうだぞ。それにお前を待っていたのにボクより先に食べるとは何事だ!」
そんな説教じみた事言わなくても…
この男の子もこの施設の生徒。私と同じで両親がいない。名前はアキト。
他にも子供達はいるのだが何故かこいつは私にばかり絡んではちょっかいをだしてくる。
「ごめん、ごめ~ん。明日からは気をつけるよ~」
とアキトに謝りつつもご飯の手は止めない私。
「園長先生もごめんなさい。明日から気をつけます」
と謝りを入れた
「明日からではなく今日の夕飯からですよ」
そう言ってキッチンの方へと戻って行った
アキトもやっとご飯を食べはじめ、しばらくみんな食べる事に集中していた。
私はぼんやりと今日の朝の夢の事を考えていたが、途中から面倒になってきて考えるのをやめた。
ご飯も食べ終わり、私は学校の準備をする為に部屋へ戻り支度した。
園長に行ってきますの挨拶をして、玄関で靴を履いていると後ろでアキトの声がした。
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