第6話 汽車の中
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ご飯も食べ終わり、いよいよホグワーツへ向かう為駅へと向かった。
「さて、ハリー、ナエ。しばらくお別れだ。ダンブルドアがこいつを……あっ、いや、俺を待ってるんだ!これは切符だ!なくすんじゃないぞ!」
なんかさっきから怪しいハグリッド。胸ポケットにしまった何かが怪しい…
そう思いながらも渡された切符に目を通した。
9と4分の3番線 ホグワーツ行き特急と書かれていた。
流石イギリス。9番線と10番線の間にも線路があるのね!
と思った矢先に…
「ハグリッド。これおかしいよ。9と4分の3番線なんて…存在しないよ?」
ハリーが言う。
「えっ?ミスプリですか?ハグリッドこれ違うみたい……あれ?…ハグリッド?」
隣にいたはずのハグリッドの姿はなかった。
「いっいつの間に出発したの!?」
切符の事を指摘出来ないままハグリッドはもう既にいなくなってしまっていた。
ずっとイギリスに住んでいたハリーが言うんだから間違いないんだよね?電車乗れなかったらどうしよう…。うーん。と悩んでいると
「考えても仕方ないよ。とりあえず9番線に行ってみよう。何か分かるかも」
「うん、そうだね」
ハリーの前向き精神には尊敬します。
そして9番線に到着。
しかし、やはりと言っていいのか…9と4分の3番線なんて文字はまるで見つからない。このままではらちがあかないと思い駅員さんに聞いてみた。すると
「9と4分の3?からかってんのかい」
と、まったく相手にされず行ってしまった。
「まずいねハリー。お手上げ?」
「僕も全く分からない…困ったねナエ。どうしよう…」
駅員さんに聞いても分からないんじゃもう何も分からない…ホントに困ったと思ってたら
「まったく、ここはいつもマグルだらけね~。さーこっちよ!はぐれないで」
と、家族らしい集団の声が聞こえた。
「ナエ、マグルってのは僕達みたいに魔法が使えない人間達の事を言うんだ。この言葉は魔法族しかしらない。あの人達なら何か知ってるかも!ついて行ってみよう!」
「へ?あ、うん」
また新しい単語が出てきたな~と思いつつ、ハリーと一緒にその家族を追い掛けた。
すると、ある場所で止まって二人の男の子が勢いよく壁に突っ込んで行くではないか!そして壁の中へと消えて行った。
そして今突っ込んでった二人の顔は瓜二つだったからあれは双子だなと悠長にまた考えてしまった。
「あの~スイマセン…スイマセン!今のって…」
ハリーもなんだ今のはとビックリした様子でその家族の母親だと思われる人に聞いた。
「あら、9と4分の3番線?あなた達もホグワーツに?」
「はい。今年からで…その…行き方がイマイチ分からなくて」
私もその人に話を聞いた。
「それならね、9と4分の3番線は、9番線と10番線の間の壁に向かって行けばいいのよ!怖かったら小走りで行きなさい!」
と凄く丁寧に優しく教えてくれた。
「うちのロンも今年からホグワーツなのよ。」
そこには私達と同じぐらいの背丈の赤毛の男の子がいた。
そしていざ壁の向こうへ!まずはハリーから。ハリーが小走りで壁に向かって行くと、さっきの双子同様壁の向こうへと消えて行った。
そして私の番。
「ありがとうございました。」
と親切に教えてくれた母親にお礼を言って小走りで壁に突っ込んだ。ちょっと怖かったから目をつむって。
ぶつかった感覚はなく、頃合いを見て目をあけたら目の前には9と4分の3番線ホグワーツ行き特急と書かれた看板が目に入った。
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