第5話 はじめましてと買い物
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「そいつが両親を殺したんだ」
ここはダイアゴン横丁にあるとあるご飯屋さん。
今私達は昼食を食べている。そしていきなりハリーがさっきの言葉をつぶやいた。
「いきなりどうしたのハリー?」
「この傷を…この傷をつけた奴が僕の両親を殺したんだ。ハグリッド、知ってるね?」
ハリーはハグリッドの顔を真剣に見つめた。私もハグリッドの答えを待った。
「いいか、よく聞けハリー。魔法使いにもいい奴と、そうでない奴がいる。昔、ある魔法使いが悪の道に走ってな。そいつの名は……そいつの名は…」
なんかモゴモゴしてる
「紙に書いたら?」
「つづりを忘れちまった。言うぞ?ヴォルデモートだ」
ハグリッドが小声でそう言った
「ヴォルデモート?」
ハリーが普通の声でそう聞き返すとすかさず
「シッ!大きな声で言わんでくれ」
ハグリッドが静かに話してくれと言い、小声で会話を続けた。
「その人がハリーの両親を殺したのね?」
「…ああ、そうだ。暗黒の時代があったんだ。ヴォルデモートが魔法使いを暗黒の道に引きずり込んだ。立ち向かった者はみな殺された。お前の両親も戦ったが、奴に命を狙われて助かった者はおらん。ただ一人、お前さんを除いてはな」
「僕?ヴォルデモートが狙った?僕を?」
ハリーが狙われた?
「じゃあ、もしかしてハリーのその額の傷跡って…」
「察しがいいなナエ。その通りだ。その額の傷はただの切り傷じゃねぇ。ハリー、それは呪いをかけて出来る傷だ。邪悪な呪いをな」
「どうなったの?ヴォル…その"例のあの人"は」
「ああ。死んだって聞くが…とんでもねぇ事だ…奴は…今もどこかで生きてる…弱ってるだけだ。だがこれだけは言える。お前さんの何かが奴を追い払ったんだ。だから魔法族でお前さんの名前を知らない者はおらん。生き残った男の子だからな」
生き残った男の子…だからみんなハリーの事知ってたんだ。それにしても…
「暗黒の時代…ヴォルデモート…?」
私は二人には聞こえないようにポツリと呟いた。初めて聞く言葉なのに…
初めてじゃない気がした
一人考えに没頭してた私はハグリッドが私を見ていた事に私は気付かなかった
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