宮治薬 入学式&自覚編

可愛い女の子。学校生活で過ごしてるうちにだんだん惹かれていった。

ー入学初日ー

「こんにちは」

「え?あ、こ、こんにちは!」

「友達はもう出来た?」

「じ、実はまだで…。」

そう照れながら碧は言った。

「そうか。俺もまだ出来てへん。友達なろや」

「う、うん!私で良ければ!」

元気で明るい声で言って来た。ほんまに可愛い。

「碧〜一緒にメシ食おや。」

「うん!治くんは何食べるの?」

「俺?俺はおにぎりや。」

「おにぎりか美味しそう!」

「一口食べるか?」

「え、良いの!?」

碧は目を輝かせながらそう言った。

「じゃあ一口だけ。」

パク。

「お、美味しい!!」

「そら良かった。碧の奴も一口頂戴?」

「良いよ!何食べる?」

「じゃあ卵焼きで。」

「はい!どうぞ」

パク

「美味しいなぁー。」

「ほんと!?良かった。」

キュン…

ほんまにずるいそんな顔見せたら誰だって堕ちるわ。

チュ

俺は衝動的に碧の頬にキスをした。

「え?」

私、今、…キ、キスされた!?…///

「……////」

「ほんま狡いわ。覚悟しときや?これからどんどんアピールするわ。」

「わ、私の心が持たないよ…//」

ダメや。頭ん中、可愛いって言葉しかあらへん。ほんまに、狡い子やわ。

あぁ、そうか。俺、この子に惚れてるんや。
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LOVE