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木葉秋紀薬

「これからテーマ決めしてくぞー」

「イェーイ!!」

「皆んな紙配るから〜そこに何か書いてけー」

「何書くー?」

「俺メイド(笑)」

「ホストとかどない?」

「えー?ウケる。」

「縁日。」

「渋くね?」


みんなが騒然として話す。だけど、決まったのか急に静かになる。

「集めるぞー」

「ここの箱に入れる!。えー。じゃあ代表して木葉。引け。」

「え、俺っすか?」

「おう。お前以外に木葉がいるか?」

「いません。」

「引け。」

ガサゴソ…

「ホスト(女子も男子も)」

「チア!?」

「楽しそー!!」

「よーし、ホストだな。比較的準備しやすいし、早速取り掛かれー」

「何する?」

ザワザワ…


「香奈江。こういうの似合いそう。」

「え、そう?」

「前ファッションショーでクール系の服着てたじゃん?」

「そうだけど。」

「え?そうなの!?」

「え?あ、うん。」

「すげぇー!!着てるとこ見てぇ!!」

「良いけど、良いものじゃないと思うな。」

ワラワラワラ


香奈江の周りに人が集まる。特に男子。

ー衣装到着ー

「おー!!ホストのやつ。とーちゃうだぁ!!」

「ねぇ香奈江ちゃん!!来てみてよ!!」

「え?」

「お願いだよぉ〜!」


男子組に迫られる。

「あ、あまり期待しないでね?///」

キュン?

「え、あ、お、おう!//」

「なんか、今の照れ顔。可愛かったな。」

「だ、だな。//」

「胡桃ちゃーん!」

「んー?」

「香奈江ちゃん、どんな格好になるかな?」

「普通にかわええから惚れる。」

「マジ!?(笑)」

「うん。男子全員惚れるんじゃないかな?」

「マジかーすげぇー」

「杏奈(あんな)男子じゃないんだからすげぇとか言わないの。」

「女捨てました★」

「捨てるなよ(笑)」


正直。香奈江がホスト服着るのは嫌だけど、見たいって気持ちもあるし、はぁ…恋って、複雑だなー。

ガララ

「き、着替えてきたよ、」

「え?」

「は?」

「へ、変だった?」

「めっっっっちゃ可愛いんだけど?」

「惚れた。付き合って。」

「か、揶揄わないでくださいっ////」

「か、勘違い、しちゃう……よ。///」

キュン。

コツコツコツ

「あ、秋紀君。どう?」

「可愛い。だからこれ着とけ。」

「っえ、」

バサ


これ、秋紀君のジャージ…秋紀君の匂いがする。って、ダメダメっ!これじゃ変態みたいじゃん!!

「ヒューヒュー!!」

「チッ!」

「お熱いねー」

「そんなんじゃねー!!!」

「好き。だ。」

「っは?」


し、しまった。声に出てしまった、あー、死にたい、

「本気で言ってるの?」

「……」

「俺、期待しても良いの?」

「ずっと香奈江の事好きだったんだけど。」

「大好きですっ。」

「俺も。」
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LOVE