黒尾鉄郎薬

「………」

「研磨じゃん、どうしたの?」

「真紘を、呼んで欲しい。」

「……え、……え?」

「真紘。呼んでくれる?」

「え、あ、、お、おう。」


急にどうして?研磨、真紘に惚れたのか?嫌、そんな感じではなかったはず。なぜ、研磨は真紘を呼んだんだ?

「真紘。研磨が呼んでる。」

「え?なんでだろ。」


嫌だ。、真紘。お前は俺のものになって欲しい。

なんで、気づいてくれないんだ?授業中も、休み時間も、ずっと一緒にいて、以外と攻めたりしてるのに、……鈍感すぎるよ。

「あ、の、」

「どうしたの?」

「昨日は、冷たい態度とって、ごめん。」

「え?冷たい態度なんて取ってた?」


聞こえない。何を話してるんだろう。研磨。顔赤いな。告白……は無いな。

「そんな冷たい態度取ってた?全然気にして無いから大丈夫だよっ!ほら、顔あげて?」

「良いn…」

むにっ

「…の、」

「ごめんなさい。」

「すみません。」


見た。完全に見た。いや、見てしまったの方がいいかも知れない、研磨の頭に、真紘の胸が…研磨め……はぁ、嫉妬するからもう真紘見ないようにしようかな。

「じゃあそれだけなんで、」

「はーい!」

「随分楽しそうに話してたな。」

「え?そう見えた?謝ってくれただけだよー?」

「そう…か。」

「なぁ、」

「ん?なーに?」

「俺の……ものに、なってくれよ。」

「え?」


俺は、もう、真紘しか見れないみたいだ。

ーfinishー
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LOVE