孤爪研磨薬

「ここに居ればクロが来るから、待ってよ。」

「分かった。」

「研磨〜!!って、彼女?」

「違う。」

「何何?恋?」

「だから違うって。」

「あ、おはよう。」

「おはようございますっ。」

「んー…可愛い子。研磨も隅に置けないな。」

「だから、違うって。」

「ごめんって研磨。そんなに怒らないで」

「俺黒尾鉄郎。宜しくね。」

「葉月桜ですっ!」

「桜ちゃん。良い名前だね」

「ありがとうございます!」

「やめて。クロ。早く学校行こう。」

「おやおや?嫉妬ですかな?」

「え?」

「クロの言ってくる事、聞かなくて良いから。」

「そうなの?」

「酷くない?」

「ねぇねぇ。」

「はい?」

「研磨の好きな物。知ってる?」

「まぁ、だいぶ?」

「例えば?せーので言ってね。行くよ。」

「せーのっ」

「「アップルパイ」」

「あははっ」

「ふふっ」

「何笑ってるの?」

「「何でもない(よ)」」

「クロばっかりずるい。俺も桜と話したい…」

「良いよ?」

「ありがとう。」

ふふーん…あの研磨がやきもちかー…まぁ、桜ちゃん可愛いしね。俺も、狙いたいな…。

ーfinishー
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LOVE