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星海光来薬

俺と繋がれた手を見てニヤニヤする先輩や昼神。

「最悪だ…」

俺は頭を抱えた。ほんとに最悪だ。先輩…特に昼神にバレたのは痛い。バカか?俺は。迷子センターに連れて行く予定だったのに…

「光来君?もしかして、ナンパしてたの?」

「違う!。断じて違う。」

「じゃあ。なんでここに連れてきたの?ここ、鴎台の控え室だよ?」

昼神の正論に、俺は喋れなくなった。

「お前も隅に置けないなー」

「ちっ、違います!ほ、星海さん。は。迷子になった私を助けてくれたんです!」

俺はハッとした。そうだ。俺は藍を迷子になった藍を助けただけだ。

「そうだぞ!!俺は迷子になったこいつを、保護してやったんだぞ!」

「なのに迷子センターには連れて行ってないの?」

野沢先輩の言葉にう"…と言葉が詰まる。

そんな状態が続くと別所が悪意のある顔で、

「先輩。一目惚れしたんじゃないんですか?」

と、俺と、他の先輩に言った。俺は、はぁー?!と言葉に表せない怒りを別所の髪をぐしゃぐしゃにした。

別に惚れた…訳ではない…多分。ただ。もっと一緒に居たくて…もっと、喋りたかったのは…事実だから何も言い返せない所もあった。


「あ、言っとくが、一目惚れじゃないからな?!!それは分かっとけよ!!」と声を張り上げて皆んなに宣言した。



本当は、一目惚れだけど…言ったら厄介になるから言わねぇ!!

ーfinishー
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LOVE