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思いつくままの詩

「雨が降るから君が泣く」

どうしても、泣きたくないんだよね。ぐすぐすと鼻を鳴らしながら君がぼやく。

我慢なんてしなくてもいいんだよ。その背中を擦ってあげながら僕が答える。

甘えてるみたいじゃん。そうでもないよ。でも私はそう思うんだ。それじゃあ仕方ないね。

言葉を交わしてる間に、雨足は強くなっていく。

まるで二人きりで雨宿りしてるみたいだ。ばーか、私たち両方ずぶ濡れだよ。

君が笑う。泣きながら、笑ってくれる。

君が笑ってくれるなら、僕はいくらでもおどけるし、ふざけるよ。

大好きな君が傷つくのはつらいけど、ねぇ、だけど僕に気付かなくていいよ。

このまま雨がやむまで話してよっか。うん、そうしよう。

雨なんて二度と降らなければいいのにね。
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