宮本武蔵 夢
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小説設定範馬勇次郎の娘で刃牙の姉。強い
見た目が幼く小柄
家系の関係で目が紫
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『刃牙、結構頑張るね!』
ただ今ビルの上を爆走中、何故か?
それは弟、刃牙と追いかけっこをしているからである。世に言うパルクール(?)だ。
自分で言うのもなんだが私は足がとても早い、100m走を2秒で走れる、体が小さく体重も軽いので高くも跳べる。
『あはは!刃牙頑張れ!もっと楽しもうよ!』
「親父みたいな事…いってんなよ…!!」
私は鬼ごっこが大好きだ、自分が自由だって実感できる。負け知らずだし。誰も私の足からは逃げられないし誰も私を捕まえることなんてできやしない。
(お父さんには負けるかもしれないけど…)
鬼の息が結構あがっている、そろそろ限界かな?
そうして楽しみながら街を駆けているといつのまにか徳川邸まで来てしまったらしい。
…そう、名前はその時すっかり忘れていたのだ。そこには友人がいる事、その友人にはこの力は秘密にしているという事…。
塀を飛び越え中庭の池も軽く飛び越え…ようとしたがちょっと届かなかったので3歩ほど水面を蹴り地面に着地するとすぐに屋敷の屋根へ飛び乗った。
…まだ追いかけてくる。我が弟ながらしぶとい、そろそろ終わりにしよう。
「オラァァアア!!つかまえ…」
『しぶとい…なァ!!』
スパァン!!
ギリギリの所で振り返り頬に蹴りを入れると屋根から地面に吹っ飛び刃牙は地に叩きつけられた。
「く……ッ…」
『前よりタフになったんじゃない?刃牙』
「う"う"……があァァッッ!」
再び屋根に登り、殴りかかってくる弟。
『よっ』
軽く身をかわし
パァン‼︎‼︎
高速で人間の急所である部分を打つ、
手の動きが早すぎてこんな音がするらしい。よくわからないが効くんだ、これが。
さっきの音は一発に聞こえたかもしれないが本当は三発お見舞いした。
刃牙は屋根を転がり落ちていき地面に落下した。
ゴロゴロゴロ…ドサッ…
さーて、可愛い弟は大丈夫かな…
………………………ん?
アレ?ココッテ… キョロキョロ
「なんと!身体が利くのだな、名前」
あ……ヤバイ…
『うわ…』
「うわとはなんだ」
ヤバイ、バレる。宮本さん、お父さんと会ったらしいけど…似てないから顔でわかる事は絶対ない。
刃牙は口止めしてあるから多分大丈夫だと思うけど。
「…あ 宮本さん、どうも」ムクリ
「なんだ 双方は知り合いか」
「ん…?ああ、俺の姉貴です」
「姉……姉君とな?まことか少年」
「はい」
『ん〜?バキちゃん?』
「……あッッ!ヤベエ」パシッ
「初耳だ、姉弟であったのか?」
あれ?2人揃って正座をしてしまった。
なぜ?
『あ〜……はい、異母姉弟です…』
「ごめん姉ちゃん…」
『許さん、後でリンチだ』
「うわ、ぴえん🥺」
「勇次郎氏の子女というのは…」
『あぁ…私です』
「成程…確か、前にこんな話をしたな」
_____回想シーン_____
2人でお月見をしていた夜…
🌕
「のぉ、おぬし、何者じゃ…?」
『……はい?』
「初めに会った時から思っておった。強いな…常人の強さではない、恐らく強き人範馬勇次郎氏にも届くであろう。刃牙… 少年とも似たものがある」
(ヤベ、話を逸さないと…)
『え〜、そんな事無いですよー、あ、鮭とば食べます?』ガサッ
「鮭とば…?」
『鮭を干したものですね、ハイ』
「干物か、旨いな。酒に合いそうだ」
『美味しいでしょ?最近ハマってるんです、あ、それでですね、今度__』
「ふむ」
(よし、上手くいった、意外と単純…?)
_____回想シーン_____
「あの時 話を逸らしたのはこういう事か」
『それは、だって…だって…』
正座をして人差し指同士をいじいじする名前。宮本はふむ…と顎に手を当てて考え事をしている。
そんなにガン見されると照れる。
「名前」
『ハイッ』ピ
「おぬしは…この武蔵に対して…
身分を隠しておったと…?」メラァ…
『え、えと…それは…』
「喝あつッッ!!!!」
『ヒエッ』
「うわ…」
ビリビリビリ…
『も、申し訳ございませんでしたぁ…』
怖い、怖い、怖い!
お顔がいつにも増して怖い!オーラも怖い!
ちょっと鳥肌になってきたよ!!
お父さん以外でこんなに怖い人いるんだ!!
「この武蔵に嘘を申すとは言語道断、何故内密にしておった?」
『あの、あまり…人に知られたくないんですよね…』
「ほう、他人に知られたくは無く、友である俺にも知られたくなかった…と?」
『ええと…はい、』
「愚問だ、俺と同じ強者ならば隠す必要など無いだろう」
『んん…そうですが…』
「…もしやそれがバレる事で俺との関係に影響が出ると思ったのではあるまいな?」
『エエト…………』
「はぁ…あの日から俺とお前は友だ、変わる事はない」
『宮本さん…!』
「え?俺何見さされてんの?」
こうして2人は友情の再確認ができた。だが後日、宮本は自分の発言を少し後悔することになる…