宮本武蔵 夢
空欄の場合は「名前」になります
小説設定範馬勇次郎の娘で刃牙の姉。強い
見た目が幼く小柄
家系の関係で目が紫
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その日は太陽が出ていて暑かった。
天気がいい、散歩に出かけるには最適だ
『洗濯物よく乾きそー』
タオルや服を干し終え、今日は何をするか考える。そういえば、最近街へ行っていない。
久々に買い物にでも行ってみようかと思い洗濯カゴを持って家の中に入る。
(宮本さんにも街のこと色々説明できるようにしとかないとだし)
小さく可愛いカバンにスマホと財布のみを入れるとすぐに家を出る。
街へ行くのに車や自転車は必要ない、
本気を出せば100m走を2秒で走れる名前だ。
『よーし、久しぶりに全力出すぞー』
森の中を風のように駆けた
__________
『はーー…はーー…流石に…疲れた………。ここは相変わらず、都会だな〜…』
山奥に住んでいて 生まれも田舎の名前にとっては、コンクリートだらけの街がとても窮屈に思えた
『さーて、どこいこっかな〜』
街に並ぶ数々の店を見渡す、何の店なんだか
よくわからない所もあって悩む
『……ん?…あれは…宮本さん?』
2人組みの警察に職務質問されている大男は先日友人になったばかりの宮本武蔵さんではないか
しかも裸足だし!そりゃ怪しまれるよ!
ヤバイ、警察が宮本武蔵を信じるわけないしこのままでは確実に騒ぎが起きてしまう。
警2「チョットおかしいな、あんた」
宮本さん"が"警察に危害を加える前に素早く駆け寄り腕にしがみつく。
『お父さんこんなところにいたー!』
警2「ん?君は…」
『あ!警察の人!こんにちは!』
警1「こんにちは、この子 娘さん?」
「イヤ…」
(私は小学生に見えるほど童顔だし低身長だし声も幼いんだよ!この特質を上手く使って誤魔化す!)
『そうです!お父さんすぐ迷子になるから探してたんです!』
警1「そうだったんだ、お父さん、宮本武蔵って名前なの?」
『違います!この人時代劇大好きだから、家でもよくなりきるんですよ、警察の人によくお世話になるんです。あ!しかもまた裸足だし!』
警2(似てない親子だな…)
警1「なんだ、そうだったのか、薬でもやってるのかと…。じゃ、今回は見逃しますけど、あまり娘さん困らせちゃダメですよお父さん」
「む……すまない」
『お騒がせしてすみませんでした、いこ、お父さん』
宮本さんの腕を引き歩き出す、
警察がやっと見えなくなった頃
『はー…もう、何をやってるんですか!』
「俺は何もしておらぬ、あ奴らが声を掛けてきたのだ」
『靴を履いてないからでしょうねぇ』
「そうなのか」
『なんで裸足なんですか?』
「うっかりしてな…ハハ…」
『うっかりって…ハァ…』
うっかり忘れるもんかね…
隣の宮本さんは呑気に街のテレビを見ている
『もう、私がいなかったら騒ぎになってましたよ』
「イカンのか?」
『いけませんよ、どうせここにも徳川さんに許可取らずに来たんでしょう?』
「見聞を広めたくてな」
見聞…よくわからないが勝手に街に出てはダメだろうに…
「のォ」
『はい?』
「あの壁はどうなっておるのだ?」
目線の先を見ると大きなスクリーンの埋め込まれたビルがある、おそらく大画面のテレビの事を言っているのだろう
『あれは…テレビです』
「てれび」
『カメラで撮ったものをあれで流してるんですよ』
「かめら?」
『これもまあカメラですね』
カバンからスマホを取り出し説明する
『これ、スマホって言うんですけど、カメラにもなるんです』
「ほう」
『カメラで動画を撮りますよ、はい ピコンッ
今日は、いい天気でーす』
ピコンッ
『はい、撮れました。流しますね』
【『今日は、いい天気でーす』】
「む!?どうなっておる?先程までの場面が板の中に入ったのか」
『凄いですよねぇ、機械って』
「凄いな…凄まじい進歩だ」
『写真も撮れますよ、一緒に撮りましょう。はい、もうちょっとこっちです』
「ん、このくらいか?」
『いいですね、はい 笑って〜、チーズ』
パシャ
『撮れましたよ、ほら』
「ほう、これは良い」
『こうやって撮ったものをテレビという機械で流してるんですよ』
「成程…?そういうことか。お前は物知りだな」
『いやいや、全然ですよ』
「また街に出た時 色々と教えてくれんか」
『私でよければ。
…あと騒ぎを起こさなければ良いですよ』
「ん…善処する」
『お願いしますよ?ほんとに』
他愛のない話をしながらひたすら街を歩く、日が暮れて、途中で買い物に来たという事を思い出したが、これはこれで楽しかったので良しとした。