宮本武蔵 夢
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小説設定範馬勇次郎の娘で刃牙の姉。強い
見た目が幼く小柄
家系の関係で目が紫
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宮本さんとお友達になって暫くしてからの事…。
「のお」
『はい』
「友…とは、この時代では何をするものなのだ?」
『え〜…そうですね……』
とはいえ名前も友達がいないので街で見かける学生達の行動を思い出してみる。マッグでポテトをつまみながら勉強会をする子、街でショッピングをしながら笑い合う女の子たち、公園で楽しそうにふざけあう男子高校生たち…。楽しそうだなぁといつも横目で見ていたのだ。
『ん〜…一緒に出かけたり、遊んだりしてますね』
「そうか、なら将棋でもやるか」
『将棋? やり方知らないんですけど…』
「ならば手解きしよう」
説明中〜
『あ!こういうことですか?』
「そうだ、中々に筋がいいな」
『そうでしょう?よし、完璧にわかりました。勝負です!』
「よかろう、加減はせぬぞ」
結果惨敗
『うわ…もっかい、もう一回です!』
結果、五戦中五敗
「弱いな」
『やった事ないですからね…!大人気無いですよ!』
「勝負は勝負、手加減などせん」
『うぅ…じゃあ次はオセロ!オセロしましょう!』
「おせろ?」
『これです。今度は私が教えますね、まずこれを…』
〜説明中〜
『それで、自分の色の方が多かったら勝ちです』
「成る程、承知した」
『これは得意ですからね、今度は勝ちますよ』
パチパチ…パチパチパチ…
『うわ…全部の角取られた…うわ…負けそう、あっ…負けた、負けましたねコレは』
圧倒的に相手の黒が多い…というよりほぼ黒だ、9割がた占領されている。お手本のような惨敗に少し笑えてきた。
『ええー…?なんで??つよい』
「おぬしが弱いだけではないのか?」
『言ってくれますねぇ…もう実力じゃ無理ってことが分かりましたから、今度は運で勝負しましょう』
立ち上がると乱雑に収納の戸を開ける。中を見渡してみるがアレがない、これは手で探すしかない。
「運でか?」
『運です、人生ゲームしましょ』ゴソゴソ
「げぇむとは…?」
『遊びという意味です、多分』
押し入れを探し漁り奥からやっと見つける、結構重いので置くときはどすんと音がした。
『はい!ちょっと準備に時間かかりますから、待ってて下さいね。あ、コレ印があるところに置いておいて下さい』
「む…、こうか?」
『そう、いいですね』
手早くお金とカードと車の準備を済ませ、小さな人型ピンを乗せる。
『はい、出来ました、説明しながら進めますね』
〜説明 &お遊びタイム〜
『宮本さん出費が!出費が多い!』
「持ち金が無くなったぞ」
『えっ、借金?マイナス…?フッフフw……』
「お前の車は子が多いな」
『なんか次々産まれるんですよね』
「この………はぷにんぐ?とはなんだ?」
『え?うわ、また借金増えた…w。もう私最後のマス行っちゃいますからね』
「もうか?早いな」
『あなたが遅いんですよ!』
結果は名前の圧勝、どうやら運"だけ"は強い様だ。子供が8人でき、裕福になったが 宮本は借金まみれになった。
その後人生ゲームを気に入ったのか何度ももう一戦を貰い、とうとう夜になってしまった。気がつくと外はもう暗い。
『あれ、もうこんな時間?帰らないと』
「帰るのか」
『はい、家でやる事があるので』
ちょうどキリも良く終わったので遊んだ道具をしまいながら返事をする。
「この遊びはなんといったか」
『人生ゲームですけど、昔の言い方だと、双六…ですかね』
「すごろく…憶えた」
『もしかして気に入りました?』
「ん…そうだな、中々に愉快であった。」
『それは良かった。じゃあ、また今度一緒にやりましょうね』
箱を持ち上げ押し入れにしまう。
………背中に視線を感じる…。
『…どうかしました?』
「いや…」
『じゃあ、今日はありがとうございました。楽しかったです』
「此方こそ、久々に良い時を過ごせた」
『ふふ、よかった。では、また今度』
笑顔で小さく手を振り部屋を出る。
家主に別れの挨拶をしてこよう。
「おお…もう帰るのか?」
『はい、お邪魔しました』
「武蔵殿の相手してくれてありがとうな」
『いいえ、私も楽しかったですから、じゃあ さよなら〜』
「暗いから気をつけてな」
『大丈夫ですよー』
徳川さんにお礼をしてから玄関へ向かう。気がつくといつの間にか後ろに友人が立っていた。
『あら、見送って頂かなくても平気ですよ?』
「気にすることはない、俺がしたいだけだ。夜道で暗いが大丈夫なのか」
『大丈夫です、私こう見えても、…"少し"は強いんですよ』
少しを多少強調して言う。
まあ、バレることはないだろうが…。
「そうか、ならいいが」
『ふふ…また一緒に遊びましょうね』
「…ん」
『さようなら〜』
ガラガラガラ……ピシャン