宮本武蔵 夢
空欄の場合は「名前」になります
小説設定範馬勇次郎の娘で刃牙の姉。強い
見た目が幼く小柄
家系の関係で目が紫
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※2人が友達関係です。
★相手を泣かさないと出られない部屋★
「………」
『うわ…』
ナニコレ、Twitterでよく見るやつだ。
〇〇しないと出られない部屋…
「なんと書いてあるのだ?」
『え、読めないんですか?』
「うむ、俺の時代の文字とは少し異なっている様だ、なんとなくは解るが…」
『あ〜なるほど、私も昔の文字は読めないので そんな感じですね』
昔の崩れ文字は読めないし、わからない。
なので気持ちはすごく分かる。
この場合私が泣かされる側だよね絶対、泣かすなんて無理だしここは普通に伝えるか。
『どちらかが相手を泣かさないとこの部屋からは出られないみたいです。』
「泣かす、か」
うわ、考えてる。
『あの…』
「ん?」
『私が泣かされる側で良いですよ』
「いいのか」
『ハイ…』
「では拳骨でもするか」
『えっ、生理的な涙なんですね?』
「ゆくぞ」
『うわ、頭が割れそう 怖い』
「案ずるな、殺しはせん」
『殺しは???』
ゴン
『んぐッ』
🚪「バーーーーンッ」(開)
『いだい…』
結構痛かったぞ?頭ハゲてない?大丈夫?
「大丈夫か、ほれ 開いたぞ」
『ハイ…ありがとうございます…』
心配してくれたのか手を引いてくれた、意外だな…と思いつつ、私は片手で頭をさすりながら一緒に部屋を出た。
★ハグしないと出られない部屋★
うわ…またこの部屋か…
しかもハグ。いや、でも外国では友達同士でするよね…普通に
「今度は何と書いておる?」
『え〜と…ハグしないと出られないらしいです』
「はぐとはなんだ?」
『ん〜、簡単に言うと抱き合う事ですね』
「抱き合う」
『昔の言葉で言うと…抱擁ですね』
「……成る程」
やっぱり嫌だよね…わかる、ここはササっと終わらせよう。
『外国の人達は親しい者同士でしますよ』
「そうなのか。 では」
ん、と言い小さく両手を広げて待っている
『…え?私から来いと?』
「それ以外に何がある」
『あ〜…ハイ、わかりましたよ』
ポフン
手を広げ抱きつく、このくらいで躊躇したり赤面する様な女ではないのだよ私は。
こうしてみると身長差エグいな
目の前に胸板があるんだけど…あ、キズある
いや手大きいな、背中ほぼ埋まってるんだが
(…こ奴、細すぎないか?)
🚪「バーーーーン!!!!」(開)
「開いたな」
『開きましたね、出ましょう』
(………慣れておるな…)
耳が熱い、この髪型でよかった。
★下の名前で呼び合わないと出られない部屋★
(なにそれ、簡単すぎない?下の名前で呼び合うだけでしょ?楽勝。
………えーと…あれ?えっと…)
「ではやるか」
『あの…ちょっといいですか?』
「ん?どうした」
『……下のお名前なんでしたっけ…?』
暫しの沈黙、あの顔はおそらく呆れている。
溜息をついているのですぐわかる。
『いや…すみません…私本当に記憶力無くて…。それに、いつも名字で呼んでますし…』
もう一度、今度はゆっくりとため息をつき
「宮本、武蔵だ」
『あっそうでした!ありがとうございます』
「…まさか忘れられているとはな」
『ごめんなさい…』
嫌味ったらしく言われてしまった。相手の名前を、しかも親しい友人の名前を忘れるなんて…。
「では、行くぞ」
『はい…!』
「名前」
『む……武蔵さん…』
🚪「バーーーーーーーーーン!!!」
ドアはいつものように激しく開いた…
が、勢いで少し壊れてしまった。
「ほれ、出るぞ」
『ですね』
(本当になんなのだろうかこの部屋は…)
★抱っこしないと出られない部屋★
『私は…無理ですよね』
「だな。ほれ、近う寄れ」
『…はい』
脇を持たれる。
「ゆくぞ」
『大丈夫ですか?結構重いですよ』
「案ずるな」
ヒョイ
「は…」
🚪「ガチャ バーーーーン!!!!」
『開きましたね、もういいですよ』
シーン
『…宮本さん?』
「おぬし軽過ぎないか?」
『…そうですか?〇〇キロはあるんですけどね』
「肉をつけろ」
『これ以上肉つけたら走りが遅くなるじゃないですか…』
「そうか、なら飯を食え」
歩きだすとともに片手抱っこされ子供のようだ。
『あの…抱っこはもういいですから…』
「嫌なのか?」
『………いえ…』