用語
―勢力―
・シャニアス十二同盟国
シャニアス地方の12の都市からなる同盟国。
統治は12の都市の市長と、3つの騎士団の団長による15人で行っている。
・シャニアス三騎士団
12都市を約三分割して警備を担当する「星屑」「駒鳥」「花荊」3つの騎士団。
都市の警備から魔物の討伐まで、担当都市を守る憧れの職。
・玖月の治癒隊
三騎士団の訪問医療を行う小隊で、本拠地はミラの町の診療所。
構成メンバーは、前線を退いた元騎士を中心に騎士団に所縁のある者達。
隊服は白と藤色で、シンボルは三日月と四葉。
三騎士団の中立的立ち位置にあるが、その設立には様々な噂がある。
―種族―
・ヒト(ニンゲン)族
一番多い種族と言われている。
適応力に優れ、どんな役職もこなせる。
・竜人族
ドラゴンの姿とヒトに似た姿の二つを持つ種族。
各地に集落を持ち、普段はヒトに似た姿(耳だけが魚の鰭の形)で暮らしている。
高い戦闘能力を持ち、竜化すると更に能力が上がる。
また、ヒトの姿とドラゴンの姿の中間と言える半竜化は、魔力と身体能力共に鍛え上げたものしかできない。
寿命が長く、成長は遅い。1500歳でようやくヒトでいう20歳くらいになる。
・エルフ族
少し長めの尖った耳と、美しい容姿を持つ種族。
高い魔力と知恵を持つ。
過去、ヒトにより「エルフ狩り」として虐殺された為、純血のエルフの大半は各集落に結界を張り、ひっそりと暮らしている。
竜人族や獣人族とは交流があるが、ヒトには恐怖心を持つものが多い。
寿命が長く、成長は遅い。1500歳でようやくヒトでいう20歳くらいになる。
また、1500歳を過ぎると成長が更に遅くなったり、魔力で老いを止める者もいる。
・獣人族
その名の通り、獣の姿をした種族。
その姿はネコ、イヌ、狼など様々。
古くからヒトと共に暮らしているため、様々な場所でその姿か見られる。
寿命は短く、成長は早い。獣人族の20歳はヒトでいう50歳くらいになり、平均寿命は30歳前後。
ハーフエルフ族(ニンゲン、竜人とのハーフ)
純血のエルフ族よりも短い尖った耳を持つ。また、美しい容姿、高い魔力(又は、戦闘能力)を持つ。
寿命はエルフや竜人よりやや短いが、ヒトや獣人に比べれば十分長い。
他種族同士で子が出来るのは稀なため、この世界において最も少ない種族になる。
最も優れた種族であり、最もヒトに姿が近い種族である故に、妬むヒトからは「間の子」や「魔の子」など呼ばれる事も。
なお、竜人とエルフのハーフにおける欠点は、ドラゴン化が出来ない事であるが、ヒトとエルフのハーフにおける欠点はこれと言って無い。
・幻獣
この世界に住む魔力を持った動物。
契約者に名前を付けて貰うとこで、主従関係を結ぶ種族もいる。
ラックラビィのうーちゃんも、そのうちの一種。
―魔力など―
・魔力
この世界を作った星の魔力「火・水・雷・風・土・光・闇」を「七星の魔力」と呼ぶ。
また、これらの魔力を掛け合わせて「氷・樹・鋼」などが存在する。
大地、海、空など自然にはこの「七星の魔力」が宿り、潤いを与えている。
魔力は生き物にも宿り、力を与える。
自然に流れる「七星の魔力」が枯渇すると、「穢れ」が生じる
・穢れ
この世界に流れる星の魔力が枯渇すると、生じるもの。
その土地に住む生き物を凶暴化させたりする。
・死兵
「穢れ」によって生き物が凶暴化した最終形態。
欲望のままに魔力を持つ者などを貪り喰らう。
過去には意図的に「死兵」を作り出す禁断の方法があったらしく、その禁書は「グラウカ古代図書館」にあるという。
・魔道媒介
自らに宿った魔力を使う為の道具や武器の総称。
それの効果は、制御だったり、解放、膨張だったりと様々。
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