気になる視線の先【BL】
空欄の場合は名無しさんになります
この小説の夢小説設定主人公(男)×クリプト
頻繁に見られる気がする主人公
それがどんどん逆に気になってしまって
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最近気になるんだよ…
何が気になるって…?
視線だよ視線
あいつの視線がずっと気になるんだよ
俺の後に入ってきた新人、名前はクリプト
綺麗に整った顔をしてスラッとしていて
周りの皆と騒ぐタイプじゃなく、どちらかというといつも1人
ゲーム中よくポケットに手を入れて走っていていつ転ぶかヒヤヒヤしてるが
ドローンを動かしてる時の真剣な顔がまたいつもと違う感じで悪くない
俺が何でここまでクリプトを見てしまっているのには理由がある
最近よく視線を感じる
振り向くとクリプトが俺を凝視している
目が合うとすぐ視線を逸らされる
最初は偶然かと思っていたが、かなり頻繁に見られてる…その視線はとても熱くて穴が空いてしまいそうだった
それから気になり始めてしばらく経って俺は、無意識にクリプトを目で追うようになってしまった
「なぁ…クリプト、なんで俺の事よく見てるんだ?」
ついに耐え切れずある日、本人に直接問いただすことにした
「…っ」
そしたらクリプトの顔が真っ赤になり俯いてしまった
よく見たら耳まで真っ赤…
「……から…」
ボソッっと何か呟いたけど聞こえない
「名無しさんの事好きだから…」
「えっあぁ…ありがとう」
予想外過ぎる答えに呆気に取られてると
「ここに参加して初めて名無しさんを見て…一目惚れなんだ」
クリプトは真っ赤になった顔のままこちらに向き直す
いつもは逸らされる目が真っ直ぐ見ている
何故だろうすごくゾクゾクする
「名無しさんはこんな俺は迷惑か?気持ち悪いって思うか?」
俺は今まで迷惑だとか、男が俺の事好きと聞いて気持ち悪いとか一切思わないなと思った
「いやそんな事はない」
俺がそう言うと、クリプトから眩しい位の笑顔が
「そうか!良かったっ」
可愛い…ふと俺はそう思った…それともう1つ…
「なぁ…クリプト…」
俺はそっとクリプトの頭の後ろに手を添える
「えっえっ名無しさん?ちょっと!名無しさん!?」
邪な気持ちも湧き出てきて内心少し困惑もしているが…その気にさせたクリプトが悪いと呟き唇を重ねる
「ずっとその視線俺に向けてろよ?」
END
→後書き