未練の貌
夢主の名前
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アイルガンド領に逃げ込んだキキョウは、ブリギット渓谷へ抜けて、川で水を汲んだり、獣を狩るなどして、自身の糧を獲ること。
そして、業魔や魔物達を相手に剣を使わない戦い方の模索と会得が、日課となっていた。
クロガネは勿体ない、と惜しんでいたが、剣を持つとロクロウのことを思い出してしまう。
キキョウなりに、その後のロクロウの行方を調べたが、分家の末席、それも疎まれていた自分では家の力を借りるはことできず、わからないことがわかっただけ。
挙げ句に母を死なせ、その果てに業魔病を発し、人の世からすら弾かれた。
多くの嫌なことを思い出してしまう為、普段は業魔になって得た能力で、太刀は体内に隠し納めていた。
クロガネが、代わりの刀をくれようとしたが袖に隠せる小刀だけもらい、日々、鍛錬に努めている。
それからもう一つ、キキョウはとある鍛錬を自身に課していた。
目を閉じて背を正し、丹田に手を置いて意識を集中する。
自分の中に渦巻く黒いものを表に出し、それを全身に纏って、固めるようにイメージする。
いい加減諦めなければ、という気持ちと、でも、もしかしたら……という、未練がましい思いを抱えて、それを来る日も、来る日も、繰り返した。
そして、業魔や魔物達を相手に剣を使わない戦い方の模索と会得が、日課となっていた。
クロガネは勿体ない、と惜しんでいたが、剣を持つとロクロウのことを思い出してしまう。
キキョウなりに、その後のロクロウの行方を調べたが、分家の末席、それも疎まれていた自分では家の力を借りるはことできず、わからないことがわかっただけ。
挙げ句に母を死なせ、その果てに業魔病を発し、人の世からすら弾かれた。
多くの嫌なことを思い出してしまう為、普段は業魔になって得た能力で、太刀は体内に隠し納めていた。
クロガネが、代わりの刀をくれようとしたが袖に隠せる小刀だけもらい、日々、鍛錬に努めている。
それからもう一つ、キキョウはとある鍛錬を自身に課していた。
目を閉じて背を正し、丹田に手を置いて意識を集中する。
自分の中に渦巻く黒いものを表に出し、それを全身に纏って、固めるようにイメージする。
いい加減諦めなければ、という気持ちと、でも、もしかしたら……という、未練がましい思いを抱えて、それを来る日も、来る日も、繰り返した。