水練
夢主の名前
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「ごめんなさい・・・・・・逃げ切れなくて・・・・・・」
「もういい・・・・・・」
岩の背後から腕だけを伸ばすキキョウから、ややふてくされながらも、下着をロクロウは受け取った。
シグレに見つかった時点で避けられなかったことだ。
「もういいですか?」
「応」
岩陰から遠慮がちに顔をのぞかせた後、キキョウはロクロウの隣に腰を下ろした。
「お前でもシグレからは逃げられないんだな」
「しかも號嵐を担いだまま追いかけられました・・・・・・。
もっと精進しないとですね」
「・・・・・・」
苦笑いを浮かべるキキョウの頬は、まだ紅潮していて、汗でしっとりと濡れた首に髪が張り付いている。
背こそやっと並んだロクロウだが、人より成長の早いキキョウは大人びた顔が覗くことが増えてきた。
「ロクロウ様?」
「っ・・・・・・悪い、ぼーっとしてた」
「汗をかいたので水浴びがてらもう一度泳ごうと思うのですが、ロクロウ様はどうします?」
「あ、俺は、体冷えたから今日は、帰って型の練習する」
「わかりました。ではお気をつけて」
そう言って服を脱いで、水練用の丈の短い小袖姿になるキキョウから、目をそらすように足早にロクロウはその場を離れる。
言えるわけがない。
水で濡れた小袖が、肌に張り付いて透けた姿に気を取られて、その所為で、だったなんて。
「もういい・・・・・・」
岩の背後から腕だけを伸ばすキキョウから、ややふてくされながらも、下着をロクロウは受け取った。
シグレに見つかった時点で避けられなかったことだ。
「もういいですか?」
「応」
岩陰から遠慮がちに顔をのぞかせた後、キキョウはロクロウの隣に腰を下ろした。
「お前でもシグレからは逃げられないんだな」
「しかも號嵐を担いだまま追いかけられました・・・・・・。
もっと精進しないとですね」
「・・・・・・」
苦笑いを浮かべるキキョウの頬は、まだ紅潮していて、汗でしっとりと濡れた首に髪が張り付いている。
背こそやっと並んだロクロウだが、人より成長の早いキキョウは大人びた顔が覗くことが増えてきた。
「ロクロウ様?」
「っ・・・・・・悪い、ぼーっとしてた」
「汗をかいたので水浴びがてらもう一度泳ごうと思うのですが、ロクロウ様はどうします?」
「あ、俺は、体冷えたから今日は、帰って型の練習する」
「わかりました。ではお気をつけて」
そう言って服を脱いで、水練用の丈の短い小袖姿になるキキョウから、目をそらすように足早にロクロウはその場を離れる。
言えるわけがない。
水で濡れた小袖が、肌に張り付いて透けた姿に気を取られて、その所為で、だったなんて。