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菫の花と悠久の雫

エピローグ

ミク「お疲れ様です!舞台チェック終わりました!」

リン「あ、おかえりミク!」

メグ「自主稽古お疲れ様です!頑張ってるミクさんへ、メグ特製のミルクティーどうぞ~!心と体がほうっと落ち着きますよ!」

ミク「わぁ!ありがとうございます!」

メイコ「頑張るのはいいことだけど、無理しすぎちゃだめよ?」

ミク「ありがとうございますメイコさん。どうしても明日のオフ前に確認したい所があったので…!」

レン「そこまで緊張しすぎなくてもいいと思うけど」

ミク「舞台のこととか本番のことを考えるとどうしても、ね」

レン「本当、昔と変わらないな…」

ルカ「…昔といえば、話は変わっちゃうけど大分前に言っていたホラーミステリーワインバーを探してくるって話、どうなったのぉ?」

カイト「ホラーミステリーワインバーって…vin bourquetヴィン・ブーケットね。そういえば聞いていなかったね」

ミク「それが…私の故郷でも聞いてみたんですけど全く情報がなくて。それどころかvin bourquetヴィン・ブーケットの名前すら知らない人もかなりいたんです」

レン「そうか。ザクリー村はウエストエンドから大分離れているから流行に関する情報もあまり入らないのか」

ミク「うん。よっぽど、タブロイド紙にのったりしないと…」

リン「じゃあ、本当にvin bourquetヴィン・ブーケットの場所は迷宮入りだね~」

メイコ「探してくれたのは嬉しいけど、やっぱりバーが見つからないのは残念ね」

ミク「すみませんメイコさん…。またどこかへ出かける機会があったら探してみますね!」

メイコ「いいのよ、ミク。気にしないで。わざわざオフだった時に探してきてくれてありがとう。明日はゆっくり休むのよ?」

ミク「はい!」

メグ「でも、見つからないままって言うのもミステリー小説のようでわくわくしませんか?!深い霧の中にある館で巻き起こる事件を基にした物語もあって…!」

カイト「話したいのは分かるけど、帰りたい人もいるだろうから…」

メグ「うぅう…」

カイト「皆。明日は本番前に取れる最後のオフだ。休むもよし、稽古するもよし、どこかへ出かけるもよしだ。前回のオフからもかなり空いてしまったし、しっかりエネルギーをためて、本番に向けて頑張ろう。じゃあ、今日はこれで解散。お疲れ様」

全員「お疲れ様でした!」

リン「レ~ン~!帰ろ~!」

レン「あぁ、分かった。後すぐ腕に抱き着いて来るのやめろ…」

ルカ「相変わらずおこちゃまねぇ~リンったら」

リン「ちょっと誰がお子様だって?!?!」

レン「…帰らせて…」

ミク「…あ!もうこんな時間!!私もお先に失礼します!お疲れ様でした!」

メグ「お疲れ様でした!気を付けて帰ってくださいね~!」

ミク「はい!」














ガク「いらっしゃいませ、お客さ…。いえ…。おかえりなさい。ミク」



ミク「ガクさん…!ただいま!!」




ー幕ー

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