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ロスタージュ~無神論者のアルケミーと透明花~

幼少期花(声のみ)「Horologist?」



幼少期がくぽ「そう!僕たちが使ってる時計を作ったり、時間の研究をしたりするHorologist!僕はそれになりたいんだ!」

幼少期花「時間を操って貴方が迷子になった時を消したいの?」

幼少期がくぽ「…別に今の状況とは関係ないよ!」

幼少期花「ふふっ、冗談よ!」

幼少期がくぽ「もう…でも、なりたいんだ。いっぱい勉強して、研究して…。いつか、誰もが望む【永遠】の時を作りたいんだ!それがHorologistとしての僕の夢なんだ!」

幼少期花「…【永遠】なんて素敵ね…もし本当に作れたなら…きっとこのお花たちも綺麗なまま咲き続けるんでしょう?」

幼少期がくぽ「うん!勿論!」

幼少期花「そしたら、この赤いチューリップもずっと咲いたまま?」

幼少期がくぽ「そうだよ!ずっとずっと、綺麗な赤色のまま!」

幼少期花「素敵!そんなことが出来たらきっとその【永遠】は限りなく美しい世界に違いないわ…私も行ってみたい!」

幼少期がくぽ「任せて!僕が君のために作ってあげる!綺麗な【永遠】の世界!」

幼少期花「うん!いつか必ず、その【永遠】の中で過ごさせてね!」

幼少期がくぽ・花「約束!」



花「約…束…?私は…誰かと、約束したの?でも、一体何を…?私は…大切なことを忘れているの…?」



がくぽ「花…?花…!声がした気がするんだが…それに今の夢にいた子どもは…そうだ。あれは、僕だ。Horologistになって【永遠】の時を完成させる…。そう誓ったんだ。でも、一体、誰に…?あの少女は…?いや、今はそんなことは後でいい。今は、彼女のために…僕を救い、導いてくれた花のために、【永遠】の解を見つけ、君に送ろう。そのためなら…僕は何だって…。」



花「誰?」



花「…気のせいかな…今、誰かが、私を呼んだ気がした。私は…私が誰か、分からないのに。名前も、過去も、未来も、貴方のことだって、知らない。でも…確かに誰かが、呼んでくれた。…どうして?何で呼んでくれたの?何で私を知っているの?何で私は…貴方を、知りたいの?」
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