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ひとやまアンソロ企画 Wer ist der wahre Teuful

『気高き古の惡魔が
蘇り「誰か」に憑き
穢れし村人の魂に
死(救済)を施すだろう』

=神託=…そう書かれた羊皮紙が小さな村に手向けられたのは今朝のこと。村の最年少、リンの死体と共に発見された。
惡魔の存在が昔から信じられてきたこの村であったとしても内容は信じがたいものであった。しかし救済された者がいるということは、つまり…。

この中に惡魔がいるということだ。

一日目の追放会議では戸惑う者、怒り出す者、話し合いなど無意味だというような発言をする者もいて会議が進まず、惡魔と思われる者を追放することが出来なかった。こうなれば夜明けには再び誰かが救済された形で発見されることだろう。

追放会議から数刻…太陽が沈み、恐ろしいくらいに大きな満月がのぼり、村はおぞましい恐怖に包まれる…。
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