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Dreamers!!

エミリア「ただいま帰りました。」

テネシー「お帰りなさいエミリア…その白いリボンに金色のバッジ…ということは…」

エミリア「ええ、今回も定期考査で1位を取れました。お母様」

テネシー「流石ねエミリア!素晴らしいわ!成績も生活も申し分ないし、これなら他の家からも貴女にお声がかかるに違いないわ。」

エミリア「ええ…」

テネシー「ところで…エミリア、今日は帰ってくる時間が遅かったような気がしたけれど…どこかへ出かけていたのかしら?」

エミリア「いいえ、どこにも!…今日は、雨が降っていたから人が多くて歩きづらかったんです。」

テネシー「そう?それならいいけれど…エミリア。貴女はメイナード伯爵家の長女なの。大きな家の名前を背負っている分、結婚して誰もが羨むような幸せな生活を送れるの。だから…その名前にふさわしい人になりなさい。エミリア・メイナード。いいわね?」

エミリア「…はい、お母様。」

テネシー「いい子ね、エミリア。支度が済んだら夕食にしましょう。ステラも待っているわ」

エミリア「わかりました。お母様」


ステラ「お帰りなさいお姉様」

エミリア「ステラ…ただいま」

ステラ「疲れ切った顔をしてるわね…まあなんとなく予想はつくけど」

エミリア「…ステラには嘘をつくことが出来ないわね」

ステラ「当たり前でしょ!妹だもの!…ねえお姉様。お姉様は…いいの?」

エミリア「いいのって…」

エミリア「…!かっ、返して…!」

ステラ「…お姉様…私たちは他の人よりも恵まれた生活を送れているかもしれないわ。その分自由が無い事も…でもね、私達にも自分だけの人生を歩む権利くらいあると思うの」

エミリア「…ステラ…」

ステラ「お姉様。私はお姉様が羽ばたいているところを見たいわ。私はお姉様の味方だもの」


テネシー(声のみ)「エミリア。貴女はメイナード伯爵家の長女なの。大きな家の名前を背負っている分、結婚して誰もが羨むような幸せな生活を送れるの。」

女学院の生徒1(声のみ)「エミリアさんすごいわね!また成績最優秀者よ」

女学院の生徒2(声のみ)「エミリアさんって成績優秀なのにお美しいし、お優しいお人柄で素敵よね~!」

女学院の先生(声のみ)「ミス・メイナード、貴女は成績も態度も本当に申し分ない生徒です。立派な伯爵家のお嬢様ですよ。私も誇り高いです」

テネシー(声のみ)「だから…その名前にふさわしい人になりなさい。エミリア・メイナード」

ステラ(声のみ)「私達にも自分だけの人生を歩む権利くらいあると思うの…私はお姉様が羽ばたいているところを見たいわ」

エミリア「…自由に羽ばたく…私は…」
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